|
このあと、しばらくは平坦な道が続く。 | ||
切り立った崖の上を通過する。 | ||
道がなくなっても、なんのその、 | ||
この程度の崩壊地で驚いていては、 この道、さかせ古道は克服できない。 勇気をもって進むんだ。いけキリヤマ。 | ||
また崩壊地だ。 今度は下るにはちょっと難儀しそう。 念のためにロープを出そう。 | ||
よし、これでいい。 | ||
続いてフルハシ隊員が下降する。 | ||
白くペイントされた、木々がたくさんある。 何の目印だろうか。 | ||
山の中腹を縫うように通っている道なので、 高低差は、ほとんどない。 こうしてゆっくり歩いていると 古道としての歴史を感じる。 | ||
しかし、またすぐに崩壊地だ。 今度はちょっと手ごわいぞ。 | ||
じっくり、ゆっくり下りれば大丈夫だと思うが、 一度すべりはじめたら、谷の下までずるずるーっと落ちそうで不安だ。 落ちるのは内閣の支持率とキリヤマの信頼だけで十分だ。 (キリヤマの信頼はこれ以上落ちないので安心だ) | ||
ここは、やはりロープを使おう。 | ||
むむ、ちょっとロープが短いぞ。下まで届かない。 最後のほうはロープ無しで下ろう。 | ||
続いてフルハシ隊員。 | ||
谷の反対側は難なく登れそうだ。 | ||
ここで突然、モグラの襲撃。 突然目の前に出てきたので、びっくりだ。 モグラもまさか人が来るとは思っていなかっただろう。 | ||
かつての生活道の名残、石垣がところどころある。 | ||
危険な個所や、 | ||
穏やかな個所を進む。 | ||
またしても白くペイントされた木だ。 | ||
切り立った壁の上に立つ。思わず身震いする。 こんなことろで踏み外したら、まっすぐ滑落してしまうだろう。 わたしは何事にも正直にまっすぐ向かう性格なのだ。 | ||
崩壊地その4にトライする。 | ||
ここは難なくクリアー。 | ||
続いてキリヤマ。 このあとは、しばらく平坦な道が続く。 | ||
質素な心の持ち主、フルハシ隊員。 この付近から言葉が少なくなってきた。 彼は整体師を生業とし、 ミャンマーで托鉢僧侶として修行したこともある。 | ||
彼とわたしは、中学生のころからの友人だが、 いまだにわたしは彼の人となりをよく分かっていない。 | ||
そして、たびたび立ち止まっては黙想をするようになる。
| ||
草木をいつくしみ、しばらく座り込むこともたびたび。 | ||
しかし、あまりゆっくり行動しては日が暮れてしまう。 ここで前回の探検のときに続いて、疑問が出てきた。 彼のこの行動は質素なのではなく、 本当は疲労なのではないだろうか。 むむ、今日こそ聞いてみたい。 | ||
思い切ってフルハシ隊員に「疲れていないか」、と尋ねるが 「おう」と、どちらともとれる曖昧な返事が返ってくる。 彼はこの道から何かを感じているようだが、 わたしの「早くしてほしい」という願いは、感じていないようだ。 | ||
しかし、周囲の風景はとても美しく、 フルハシ隊員ほどではないが、 心がとても穏やかになっていく。 | ||
大きな石垣の跡地を過ぎる。 ここにはかつて沢があったのだろうと思われる。 | ||
その先は、カニの横ばいで進む。
| ||
やがて、道が林道のほうに進み始める。 | ||
植林地帯を下っていくと、白のペイントが続く。 | ||
シカ柵沿いにしばらく進むと、 | ||
林道が見えてくる。 白のペイントは林道まで続いていた。 | ||
林道に到着。二本杉峠から約2時間だ。(12:28) (写真右奥が丹沢湖方面) 入口にペイントされた木があるので、 逆コースのときはこれを目印にするといいだろう。 | ||
ここから地蔵平までは20mほどだ。 | ||
地蔵平に到着。 このあと我が隊はセギノ沢沿いの廃道を使って、大滝峠に登る。 |
・地蔵平には最盛期には200戸の集落があり、 小さいながらも小学校があったという。 しかし今、かつてここにあった集落を思い起こすようなものは 何にも無い。開けた場所には、今はただ沢の流れる音がするだけ。 影のように静かなところだ。 ・さかせ古道はこの後、城ヶ尾峠を越えて道志村の三ヶ瀬沢沿いに 進んでいく。本日の探検は、ここから大滝峠に進む。 我が隊は無事に到達できるのか。そして質素なフルハシ隊員は、 疲労なのか。続きは、こちら↓。 |
林道脇に地蔵平の象徴、地蔵尊がある。 |
地蔵尊は手入れが行き届き、お供え物もある。 |
1 2
|