探検リストに戻る

クモガフチ尾根を進め、堂平古道を探索せよ(2)

 2 

みやま山荘に新しい設備が導入されたようだ。

雨水を利用した、給水システム。

飲料水にはならないが、山では貴重な水を節約できる。

入口にも同様の設備がある。

登山靴の泥を落としてから中に入ってほしい

ということだろうか。

塔ノ岳の青いスパッツの有名人、チャンプさんと出合う。

写真をお願いすると快諾してくれた。

もちろんキメはいつものポーズ。

今日はみやま山荘に頼まれて冷凍肉を持ってきたそうだ。

本日で、塔ノ岳登頂3093回とのこと、

荷物を背負うその後姿に力強いものを感じる。

次に瀬戸沢の頭に向かって進む。

このあたりでアンヌ隊員のおなかが限界に達したらしく、

隊長はお昼のことをまったく考えていない、と騒ぎはじめる。

もっと広いところで食べようと思っていたのだが、

しかたがないので、瀬戸沢の頭にあるベンチで

お昼を食べる。

瀬戸沢の頭を後に、しばらく進むと、

短い木道がある。ここはあと少しで太礼の頭というところ。

右方向にわずかだが踏み跡がある。今日はここから下る。

(12:40)

踏み跡に沿って歩いていくとすぐに、

登山者立ち入り禁止(探検隊はどうぞ)と解釈できる

看板がある。

ロープの先には道が続いている。

整備された階段を降りていくと、

そこは一面のブナ林だ。

ブナの新芽が出てくるこの時期、

木々が青い空を背景に涼しげに揺れている。

ブナの老木の前で、記念撮影。

また会えてよかった。

ここにはモノレールが設置されており、線路沿いに下っていく。

線路は堂平まで続いている。

落ち葉が積もり、やわらかい地面で滑りやすい。

しかもかなりの急坂だ。

アンヌ隊員に転ばないよう注意を促すが、

すでに転んでいた。

非常にきまりが悪いアンヌ隊員。

急坂を線路伝いに下っていくと、

やがてシカ柵沿いに進み始める。

このあたりから、坂が緩やかになってくる。

このまま進めば堂平の林道に出るのだが、

線路を横切る踏み跡を発見する。

何だろうこの道。

地図には無いぞ。

しばらく進むと階段がある。

管理道かな?

このまま登るとどこに行くのだろう。

行ってみよう。

あれ、モノレールだ。

ついさっき、ここを通過したときはこの道に

気がつかなかった。

道はモノレールを越えて、さらに奥へ奥へと進んでいるようだ。

ううむ、どこに行くのか。先には何があるのか。

探検してみたい。

よし行くぞ。

マイナールート探検隊の出動だ。

道は不明瞭だ。

今にも見失いそうになる。

見失いそうになると、救いの階段。

おお、こっちだ。

前に道が無くなった。

右方向に道が進んでいるように見える。

 

右カーブの近くに矢印のように材木が置いてある。

これはこっちに進めといっているのか。

それとも偶然なのか。

 

さらに奥のほうへと進んでいる。

道を見失ったら、戻れるかどうかも分からない。

これ以上進むのは、ちょっと怖いぞ。

それでも不明瞭ながら、道は拾える。

おお、またしても救いの階段。

ありがたい。

この後も、道が不明瞭になると、

階段が出現する。

これを何度か繰り返す。

倒木が道をふさいでいる。

これはあとで戻ってくるときに、目印になるだろう。

 2 

このページのTOPへ

探検リストに戻る

ホームに戻る