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やがて、なだらかな尾根を登り始める。

 

シカ柵が見えてくる。

この横を道が進んでいる。

 

広い尾根になる。道は明瞭だ。

ところどころにテーピングがある。

 

シカ柵の脚立に登って展望を楽しむアンヌ隊員。

この脚立は、なかなかいいところにある。

ちょっとした展望台になっており、あたりの山々が一望できる。

かなり高度感があるので、合わせてスリリングな体験もできる。

 

展望台からは、シダンゴ山が下の方に見える。

 

さらに進んでいくと、檜岳山稜の登山道が見えてくる。

 

よし、到着した。

ここが檜岳から伊勢沢の頭に向かう道、檜岳稜線だ。

林道から約2時間30分だ。(09:56)

 

檜岳稜線から今来た道方向を撮影。

黄色のテーピングのある道しるべが目印になる。

 

いままで何度も檜岳稜線を歩いたが、

今日歩いてきた道、東稜尾根の入口を見つけられなかった。

こんなに何にもなければ、わからないはずだ。

 

さて次の目的に進む。

ベンチのあるところを通過して。

 

檜山頂に到着。(10:02)

 

続いて雨山に向かう。

途中、左手に女郎小屋沢の頭付近の山々がよく見える。

 

雨山の山頂に到着。(10:36)

ここからは寄方面が一望できる。

 

雨山峠に向かって急な階段を降りる。

 

右手にはこれから向かう鍋割山が見えてくる。

 

ナイフエッジな稜線を通過する。

ここは細かい御影石が道を白く彩っている。

きらきらと輝く細かな石がとてもきれいだ。

 

雨山峠に到着。(11:04)

 

続いて茅ノ沢の頭までの稜線にむかう。

この道は深く掘れてしまっている。

急な坂なので丸太の階段があると登りやすいのだが、

残念ながらここには丸太の階段はない。

 

ようやく稜線に出る。

 

せっかく稜線に出たのにすぐに下り始める。

ここの下り、最初のクサリ場はかなり急だ。

 

クサリ場を過ぎても、しばらくは危ない下りが続く。

 

小さなお地蔵さんがある。

前回見たときは、安全登山の祈願碑かと思ったが、

よく見ると戒名、年齢、氏名が掘ってある。

どうやらここで亡くなった方の慰霊碑らしい。

そばにはワンカップが置いてある。

 

ぽつんと物言わず立っているお地蔵さんを見ていると、

ここだけ時間が止まっているような感じがする。

 

稜線上の細い道を進むと、

 

2つ目のクサリ場だ。

前回来たとき、クサリは一本だった。

ダブルになった。

 

さらにその先に3つ目のクサリ場だ。

 

岩がごつごつしているので足場はあるが

細かい石をバラバラと落としてしまう。

 

 

クサリ場を過ぎると、

茅ノ木沢の頭の山頂が見えてくる。

 

道しるべには、茅ノ木棚沢ノ頭とある。

棚沢ノ頭という名前の山は蛭ケ岳の方にもある。

なぜここにも存在するのだろうか。

 

山頂をあとにさらに進む。

4つ目の長いクサリ場を前に、大きく下る。

ここでキリヤマは誤って右から下ってしました。

前回ここを通ったときも間違えたのに、また同じてつを踏んでしまった。

正しくは左だった。

 

アンヌ隊員もキリヤマに従って右から下ってしまう。

危なっかしく下るアンヌ隊員をみて、

こんなに危ないわけないよなぁ、とよく見たら

反対側から降りればもっと簡単に降りられることに気がついた。

このあとアンヌ隊員は下までたどり着けずにかなり苦労する。

 

さて4番目のクサリ場にチャレンジする。

このクサリ場は長い。いままでに経験した一番長いクサリ場だ。

 

先ほど通過したクサリ場と同じように

岩がごつごつしているので足場はあるが、

非常に登りにくい。

 

このクサリ場はカーブして、

さらに上まで続いている。

 

ここを登るのは2回目だが、

ヘンだなぁ、こんなにたいへんだったかなぁ。

前回ここを通過したときよりもはるかに登りにくくなっている。

冒険心に満ち溢れるクサリ場だが、

我々のような勇気ある初心者にとっては、とても難儀だ。

 

クサリは続くよどこまでも。

 

私はここで、親指ほどの小石を落としてしまう。

大したことではないだろうと思ったのだが、

アンヌ隊員のそばに石が行くまでに、落下速度がかなりアップして、

ヒヤっとさせられた。

 

あまり距離をおいて行動するのはやめたほうがいい。

と、クサリ場のゴール間近になって気がついても遅い。

 

無事クサリ場を通過。

一転して穏やかな稜線になる。

 

広い平らなところに到着。

ここでアンヌ隊員お待ちかね、お昼御飯だ。

 

そして、なだらかな稜線を進み、

 

鍋割峠を通過。

 

鍋割峠には馬頭観音がある。

丹沢山塊でよく見かける馬頭観音だ。

 

鍋割山に向けてしばらく登ると、

ユーシンへの分岐(廃道)がある。

このコースは現在調査中だ。いずれはチャレンジしたい。

 

とても心地よい丘を通過する。

この丘から鍋割山まで10分ほどなので、

鍋割山に来た探検家はぜひここに立ち寄ってほしいものだ。

 

鍋割山荘に到着。(13:13)

 

感想:

・檜岳東稜の登り口は分かりづらい。私はWebで見た探検家の写真を見て覚えておいたが、

 それでも分かりづらかった。また、逆コースで稜線から下降してくる場合は、分岐場所が分かりづらい。

 このような困難を極める山道こそ、探検の名にふさわしい。

・最初の探検は首尾よく進んだ。すっかり気をよくした我が隊は、

 このあと後沢左岸尾根にあるという不思議な道を探検する。そこで我々を待ち受けていた意外な山道とは。

 続きはこちら。 → No34:後沢左岸尾根の不思議な道を探索せよ

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