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後沢左岸尾根の不思議な道を探索せよ。

鍋割山 〜後沢乗越 〜 後沢尾根左岸 〜 寄大橋

 

2009年4月4日(土)、天気:晴れ、雨

行動時間 13:20〜15:30( 2h 10min )

探検メンバー : キリヤマ隊長、アンヌ隊員

 

--前回までのあらすじ--

過酷な探検を続ける、マイナールート探検隊。

山中をさまよいながらも、ついに檜岳東稜尾根を克服だ。

すごいぞ、マイナールート探検隊。

 

さぁそして本日の次の探検は、後沢左岸尾根だ。

ここには地図にはない不思議な道があるという。

この道は管理道なのか、周遊歩道なのか、沢屋のつけた道なのか。

これは探検せずにいられない。行くぞ、マイナールート探検隊。

 

さぁ、後沢乗越まで下るぞ。(13:22)

この尾根はとにかくまっすぐ下るだけだ。

 

 

急坂をくだって、

 

平らなところ。

 

急坂をくだって、

 

平らなところ。

 

さらにくだって

 

平らなところ。

 

後沢尾根右岸の管理道入口に到着。

今日は左岸の尾根をくだるので、ここは通過する。

 

くだってー

 

ダンス。

 

そして、

 

後沢乗越を越えて、栗ノ木洞の方へ少し行ったところに

 

後沢尾根左岸の入口がある。(14:03)

 

測量の基準点の先にシカ柵が見える。

このシカ柵を越える。

 

ここでアンヌ隊員はこれからの探検に備え、

大福もちの補給をする。

 

 

今日は補助のロープを持ってきている。

いざというときはこれを使って下降する。

よし、行くぞ。探検だ。(14:16)

 

シカ柵を越えると、

 

いきなり急な坂だ。今にも崩れそうな感じがする。

非常に危険だ。緊張感がみなぎる。

シカ柵につかまりながらゆっくり下りる。

ここは補助ロープを出せばよかった。

 

危険な坂はすぐに終わり、

これまた気の抜けたような平坦な道になる。

 

 

切り株が新しい。

林業の作業が数日前に行われたようだ。

 

もう少しはっきりしない道を想像していたのだが、

道は意外に明瞭だ。

ただの踏み跡ではなく、

これはかなりしっかりした山道だ。

 

またシカ柵を越える。

 

植林地帯をしばらく行くと、

 

シカ柵沿いにジグザグに下り始める。

 

右手には後沢の右岸尾根が見える。

 

道がはっきりしている。

快調に下っていくと

 

 

シカ柵が登場する。

 

シカ柵を越えて道が進んでいる。

 

後沢を渡河する。

 

しばらくは後沢沿いに下っていく。

 

急な下りで足を滑らせそうなところだ。

慎重に下っていく。

 

ロープが張られてるところがある。

ロープに結び目ができていることから

このロープは下るために設置されたものと推測される。

ということは、これは沢屋がつけたロープではなく

管理のためのロープだろう。

 

こういうところはちょっと苦手のアンヌ隊員。

今朝は、すごいところを探検したい、

と息巻いていたのに、やはりロープには慣れていない。

 

かなり年月を経ている丸太橋だ。

大丈夫かなぁ。

 

次の丸太橋も古い。

キリヤマは無事通過。

今にも折れそうなので、そぉっと。

 

さらに沢沿いに進んでいくと、堰堤を何度か越える

 

堰堤の下にあるスペシャル丸太橋。

3段スライド方式。これぞ丸太橋の芸術。

 

それとも、これはジェットコースターの残骸なのか。

はたまた、アスレチックワールドか。

広がる想像、深まる妄想。

 

このあたり、なんだかすごい風景だ。

深田久弥ならきっとこう表現するだろう。

「このあたりは、黒部渓谷にも勝るとも劣らぬ、

後沢渓谷といった様相を呈している」

(やっぱり硬い・・・)

 

こんなところに啓蒙家の活動がある。

多彩な広葉樹林を目指して、と書いてある。

この道は、一般の登山者は通らないはずなので

誰に啓蒙しているのだろうか。

この下に企業が融資した森があるので、その森を視察にきた

企業人のための啓蒙活動だろう、と勝手に想像する。

 

丸太橋で渡河する。

 

そして、しばらく森の中を進むと、

 

堰堤を降りるための丸太橋がある。

 

かなり急な橋なので、設置されているロープにつかまりながら下りる。

アンヌ隊員、足元がおぼつかない。またしても苦手なロープで下降だ。

 

そして、もう一度渡河する。

 
 

それにしても丸太橋がたくさんある。

どれも古いのでちょっと怖い。

 

この道は、このあたりにある周遊歩道なのかもしれない。

途中、シカ柵も越える。

 
 

この橋は、丸太が3本しかない。

こんなに狭いのにかなりの高度感がある橋だ。

スリリングな経験で、探検の実力もステップアップだ。

 

やがて薄暗い道を進む。

 

やどりぎ水源林の道しるべだ。

歩いてきた方向は、「この先作業用経路」となっているが、

通行禁止にはなっていないので、

歩いてきた道は周遊歩道の延長だったのだろう。

 

また道しるべがある。

ボランティアAの周遊歩道らしい。

 

シカ柵を越えると、

 

あたりが明るくなり、

寄のキャンプ施設の道が見えてくる。

 

ここまで後沢乗越から1時間ほどだ。(15:09)

 

写真奥が雨山峠へ向かう道。

矢印が、今出てきたところだ。

 

よし、もう少し、

 

寄大橋をわたって

 

マイナー探検1号に到着。(15:30)

 

感想:

後沢尾根は、右岸の管理道、そして今回探検した左岸の不思議な道がある。

鍋割山から寄大橋に向かうときに重宝するこの道、探検気分を味わい人におススメだ。

ただし、丸太橋が今にも崩れそうなので今後も無事渡れるかどうか分からない。

ルートファインディングに加え、スリリングな探検が期待できる道だ。

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