探検リストに戻る

アンヌ隊員の巻き道デビュー(3)

前へ>    <次へ

 

やがて道は平坦になり、

左手にシカ柵を見ながら進んでいく。

 
 

地図には「ヤブ深し」とあるが、

登山道のヤブ(おそらくはフキ)は刈られている。

しばらく進むと、シカ柵が右側になる。

 
 

道は広くなったり、ヤブの間を通ったり、

広い稜線に穏やかな道が続いている


 

やがて868m地点に到着する。広いピークだ。

付近に管理道やエセ尾根も多く、

下る方向を見つけるのに少し苦労する。

 

地図とコンパスで慎重に方向を定める。

そういえば、今日はまだ道迷いをしていない。

 

地図で確認した方向に進むと、5分ほどで林道が下に見えてくる。

もう少しでブッツェ峠だ。

ここにも宇宙との交信施設がある。

 

ブッツェ峠へ下りる道を探す。

この付近も管理道が多く迷いやすい。

 

やっと階段を見つけられた。

土砂に埋もれており、

とても下りにくいテクニカルな階段だ。

 

ブッツェ峠に到着。(13:27)

いま下ってきた階段を撮影。

秦野峠から約1時間だ。

 

道の反対側に、日影山への登山道入り口がある。

 

ここで補給。

おにぎりは食べてしまったので、

せんべい、チョコレート、キャラメルを補給。

アンヌ隊員いわく、好きなものは後に取っておくタイプ。

大好きな大福もちは、次のポイントで食べるらしい。

 

登山道を進むと、こんもりとした日影山が

目の前に見えてくる。

 

明瞭な道があるので少し進んだが、また管理道だった。

私のような道迷いのスペシャリストが進んでしまうではないか。

ここまで、パーフェクト登山なのに。

 

このあたりは展望がいい。

双眼鏡でのぞいてみると、

おお、先ほど通過した山神峠の杉(上)と蕗平橋(下)が見えるぞ。

 

急坂を登る。

 

ブッツェ峠から約1時間10分で

日影山の山頂に到着。(14:04)

道しるべなし、ベンチなし、展望なし。

木材が積んであるだけだ。

 

山頂を示すものは何かないのかと探したら、

 

あった。

 

もうひとつ発見。

 

山頂を後に、しばらく進むとシカ柵が倒れている。

ここからシカ柵の反対側に道が続いている。

 

植林の間を縫うように道が続いている。

 

右側には、ちらほらと丹沢湖が見え始める。

 

ヤブ地帯を何度か通過する。

 

これは、イノシシが転がって泥を体につけた跡だろうか。

 

Y路地がある。うーむ、どっちだろうか。

どちらの道もヤブが刈られており、明瞭だ。

 

左に進んでみると、尾根を下っている。

おや? ここは、下ってはいけないはずだ。

 

右が正解だ。地図にも一致しいている。

 
 

ヤブとシカ柵にの合間を進んでいくと、やがてシカ柵が終わり、

ヤブの中を道が進んでいる。

丹沢でよく見かけるテーピングがある。

 

なぜかヤブが切れているところがあり、

そこから丹沢湖が一望できる。

うーんきれいだ、とヤブの方に進んだら

足もとがスッパリときれた崖だった。

 

かなりキレのいい崖だ。

周囲のヤブが刈られているわけがわかった。

ヤブに入り込んで崖から落ちないようにしているのだろう。

下山してからこの場所を撮影したもの

 

せっかくの展望なので、丹沢湖を見ながら休憩。

アンヌ隊員は、お待ちかねの大福もちを食べる。

 

地図にはこの付近に772m地点があるのだが、

どこだかわからないまま急な坂道を下り始めてしまった。

 
 

大野山への分岐を通過。

このあたりからは道がしっかり整備されている。

 
 

神縄(神縄集落)との分岐を通過。

道しるべもあるのに、なぜかこの分岐は地図に載っていない。

さらに下り続けると、

 

三神峠に到着。(16:00)

日影山から約2時間だ。

 

ここには三神の石像がある。

三神峠についてはWebで多く語られているが、

Webによって少しずつ話が違っている。

確証のない話もあるので、ここでは控えておく。

 

もう一度登り、

 

鉄塔の脇を通りすぎると、

 

登山道が終わり、普通の道になる。

 

神尾田神社がある。

丹沢湖ができたときに水没を免れた神社なのか、

それとも移築してきた神社なのだろうか。


 

神社の横には石像が並んでいる。馬頭観音もある。

明治40年というのがわずかに読める石像がひとつあり、

その他は判読不能だ。

 

この神社は狛犬やキツネではなく、砲弾が祭ってある。

なぜ砲弾なのか、そのいわれはどこにも書いていない。

 

階段を下って、

 

てくてく、

 

自転車を準備して、

 

びゅーん、

 

マイナー探検1号に帰還。(16:58)

 

感想:

     

今日は道迷いしなかった。非常にめずらしい。

登山技術が向上したということか。わははは。

これでますます頼もしいキリヤマ隊長になれるぞ。

(ただ単に道が明瞭だっただけなのかもしれない)

 

山神峠にあった山の教訓のことえをWebで調べたら、なんと丹沢以外にもたくさんあるらしい。

長野県の飯綱山、日光の男体山、そして尾瀬などなど。

皆やはり、意味がわからないと感想を述べている。

どうやら「猿より頭の毛が三本」は「少ない」が省略されているため、意味不明になっているようだ。

サルは人間より頭の毛が三本少ない、だから山を汚す人はサルと同じ頭の毛が三本(少ない)

といいたいのだろう。

だが、この表現は人々によく知られた表現とはいえず、やはりその作風は前衛的といえよう。

こんな表現ではなく、「山を汚す登山者は早々に立ちサルこと」

などとしてはどうだろうか。(よし、ざぶとん一枚ゲットだ)

 

この日、マイナー1号に帰還中に意外な人に出会った。詳しくはブログを見てほしい。

<私の名を呼ぶ声が聞こえ>

http://blog.zaq.ne.jp/kiriyama/article/51/

 

 

前へ>    <次へ

このページのTOPへ

探検リストに戻る

ホームに戻る