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アンヌ隊員の巻き道デビュー(2)

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目の前が山神峠だ。よし、無事に到着だ。(10:01)

蕗平橋から約1時間10分だ。

 
 

峠の脇にある階段を上ると、祠がある。

中には石碑とお酒がある。

お酒は、まだ封を切っていない菊正宗のワンカップ一本。

 

なかなか味わいのある祠だ。

 

祠の付近から山神峠全体が見渡せる。

ここはとてもいい雰囲気で、

昔の人がここに祠を置いたのもうなずける。

 

この老木の存在が山神峠をよりいっそう

幽玄的なものにしている。

 

おお、またしても山の教訓だ。どれどれ。

猿より頭の毛が三本、とあるが、??

 

教訓作家のあまりに前衛的な作品に

さすがのキリヤマも悩む。

これはいったい何を訴えたいのか。

 

ともあれ、これで山の教訓4部作がそろった。 作品を鑑賞してみよう。

畦が丸
風巻ノ頭
一軒屋避難小屋
山神峠
 

以前、フルハシ隊員と探検した雨山橋方面の道は

目の前で崩れている。崩壊が進んでいるのだ。

 

山神峠は十字路の交差点でもある。

4方向を指す道しるべはめずらしい。

 

さぁ、次は伊勢沢ノ頭まで探検だ。

 

百葉箱の残骸に見えるのだが、

誰がここまで観測しに来たのだろうか。不思議だ。

 
 

登山道が不明瞭だ。途切れがちな道を拾いながら登っていく。

このあたりから雪が降ってきた。

Webでみたところ、道はもっとはっきりしているはずなのだが、

 
 

もしかしたら、緑の多い時期の方が踏み跡が見えるかもしれない。

 

シカ柵が伊勢ノ沢の頭へ続いている。

おそらくはこれをたどっていけば

いずれ頂上へ到達できるだろう。

 

しかし、ルートファインダーとしては

なんとしても道をたどって進みたい。

少しでもそれらしき道を見つけると、そこを歩いてみる。

 

アンヌ隊員は早々に尾根を歩き始める。

キリヤマは、うっすらついている道を探すが

ついに道がなくなってしまった。

 

尾根に取りついてみると、林業のモノレール道があり、

その横に踏み跡がついている。

どこかで尾根に登る道を見落としたのだろうか。

 

さらに登っていくと、

 

モノレールの分岐地点を通過する。

 

そのモノレールもやがて終わってしまうが、

その先に踏み跡が明瞭についている。

 

気温が低く、雪が降ってきた。

伊勢沢ノ頭についたら、お昼を食べようというと

途端に元気づくアンヌ隊員。ルンルンだ。

 

よし、檜岳の稜線に到着だ。(11:02)

山神峠から約1時間だ。

ここには道しるべがない。

朽ち果てた判読不能の板がぶら下がっているだけだ。

 

また、足元にはこれまた判読不能な板がころがっている。

 

稜線は雪が少し強く降っている。

伊勢沢ノ頭に進もう。

 

伊勢沢ノ頭に到着。あたらしい塔が立っている。

道しるべも新設されており、この道が整備されていることがわかる。

 

小降りだが切れ目なく降る雪で休憩ができない。

ここでは昼食は無理だ。

アンヌ隊員、我慢できずにお菓子を食べる。


 

雪の積もる山頂付近を進むと、

 

小動物の足跡がある。

 

標高を下げるとすぐに雪がなくなり、風も弱まってくる。

 

倒木が道をふさいでいるため、

登山道から外れたところに踏み跡がついてしまっている。

踏み跡はやがて登山道と合流しているので、危険はなさそうだ。

 

その先は、シカ柵沿いに道が進んでいる。

 

2年前に通過した時はここに倒木があり、

登山道から離れて道がついていた。

今ではその危険もなくなったようだ。

 

道はやがて急な下りになる。

 

伊勢沢の頭から約50分、秦野峠が見えてくる。(11:47)

ここで昼食をとることにする。

 

ここにも新しい塔が建っている。

 

秦野峠林道への廃道に誤って進まない様に

ロープが張られている。

 
 

続いてブッツェ峠に向かう。

しばらく暗い道を進むと、

急な坂を登り始める。

 

すぐにブッツェ峠と林道秦野峠の分岐、

868mピークが見えてくる。

 

ブッツェ峠方面(写真奥)には道しるべがない。

道しるべを設置している神奈川県としては

あまりオススメできないのだろうか。

 

歩き始めると、目の前には切り立ったナイフエッジ。

 
 

ナイフエッジをすぎると、すぐに下り始める。

しばらく進むと、最初のピークに向けて登り返す。


 

険しいながらも道は明瞭だ。

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