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蛭ヶ岳を日帰りで登頂だ(1)

 

塩水橋 〜 丹沢山 〜 不動ノ峰 〜 棚沢ノ頭 〜 鬼ヶ岩ノ頭 〜 蛭ヶ岳(往復)

2008年12月27日(土)、天気:晴れ

行動時間 06:20〜16:00(9h 40min)

探検メンバー : キリヤマ隊長、アンヌ隊員

 

神奈川県の最高峰、蛭ヶ岳。この山には一泊二日の登山を計画するのが普通だ。

しかし、勇気あるわが隊はここを1日で往復する。

これはもはや戦いだ。ゆけ、マイナールート探検隊。

 

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まだ、暗いうちに塩水橋ゲートを出発する。(06:23)

真っ暗に撮影されているが、

実際は薄暗い程度でヘッドライトは不要だ。

 

塩水林道を歩くうちに、だんだん明るくなってくる。

今日は時間がかかるコースなので

林道歩きを急ぎ足、駆け足で進み時間を稼ぐことにする。

 

弁天杉が見えるポイントを通過するころには、

すっかり朝日が昇ってきた。

 

堂平へのショートカット登山道をスルーしてしばらく進むと、

林業関係者の車両が後ろか来て「よかったら乗っていきませんか」

おお、なんというありがたいお言葉。感謝して乗せてもらう。

お話をうかがうと、今日は登山道の整備をする、とのこと。

こうしてお仕事をしてくださる方がいるおかげで、

我々が安心して探検できるわけだ。

 

堂平の登山道入口まで乗せてもらえた。

およそ30分の時間短縮ができた。ありがたい。

とても助かりました、と丁重にお礼を述べ、車を後にした。

今日は丹沢山に20人くらいの作業をする人が集まるらしい。

 

 

堂平の登山道入口を進む。(07:20)

 

登山道は森の中を進んでいく。

そんなに急な登りでもない。

 

やがて堂平沢を越える。

ここは涸れている沢なので、難なく渡れる。

 

見上げると切り立った崖っぷちだ。

 

堂平沢を越えると登山道は急坂になる。

はっきりした道なので、安心して登れる。

 

やがて登山道にまたがるヤグラの下を通る。

 

このヤグラは上を通過する林業用のロープウェーから

物が落下したときにガードとなるものだ。

現在、ロープウェーは運用されていないようだ。

 

土嚢の階段が続いている。

2年前にここを通過したときは、階段はなく

山肌を滑るように降りてきた。道もはっきりしなかった。

この道を安全に通行できる登山道にしてくれた林業の方々に

感謝したい。

 

しばらく急な坂道を登る。(振り返って撮影)

周囲にはうっすらと雪が積もっている。

 

天王寺尾根に到着(08:12)。堂平から50分ほど。

ここで、先ほど車に乗せていただいた林業の方が先に行く。

あらためてお礼を述べる。

 

天王寺尾根を進むと、

10分ほどでブナの生える広い稜線に出る。

 

資材が置いてある。先ほど林業の方が

資材はヘリコプターで運んだ、といっていた。

これを使って本日作業するのだろう。

 

やがて登山道は、右斜面が大きく崩れたヤセ尾根になる。

先ほどの資材はここに使われるのだろうか。

 

右手には本間の頭、円山木の頭がそびえ立つ。

今日はこの山より300mほど高い蛭ヶ岳に登るのだ。

さらに向こうには横浜が見える。ランドマークタワーも見える。

海に目を向ければ大島はもちろん、新島まで見える。

林業の方いわく、「こんなに展望がいい日は珍しい」。

いい日に来てよかった。

 

この階段はまだ新しい。

2008年11月15日に通過したときはこの階段はなかった。

 

長い木道を進み、丹沢三峰からの稜線にでる。

 

稜線に出ると丹沢山までは3分ほどだ。

 

丹沢山に到着。(08:58)

堂平から1時間40分ほどだ。

 

林業作業者がぞくぞくと集まっている。

威勢がいい人たちばかりだ。こちらもなんだか元気づけられる。

 

さぁ、いよいよ蛭ヶ岳への稜線に進むぞ。(09:07)

 

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