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真夏に最適なルート、畦ヶ丸を探求せよ。(2)

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沢沿いの道を進む。

暑さを感じさせない道だ。

 

丸太10号を渡る。

 

ヒキガエルを発見。

丹沢でポピュラーな蛙だ。

 

丸太11号を渡る。

 

本棚の滝の分岐から登山道を離れて滝の方に進む。

 

何度か沢を渡る。

沢を渡るのも、涼しくて気持ちがいい。

 

生い茂った草木の合間から真っ白な滝が見えてくる。

 

丹沢屈指の名瀑、本棚。

近くにたたずむと、その迫力に気圧される。

下棚と同様、この滝も全景を写真に収めることが

むずかしい。落差は60mほどあるといわれている。

(右は2007年撮影の本棚の写真をつなげたもの)

 

豪快にしぶきをあげて、水が落ちてくる。

太陽の光りが反射して、真っ白な氷のようだ。

 

滝に打たれて修行をするキリヤマ、という写真を

とりたいのだが、あまりの迫力にそばに近寄れない。

しかたないので、離れた場所で撮影する。

少し体が濡れただけの軟弱修行だった。

 

 

本棚の隣にもうひとつ滝がある。

いつも涸れているが、今日は水が流れている。

 

さて、登山道に戻り、丸太12号を渡る。

 

丸太橋13号を渡る。

沢沿いの丸太橋の最後だ。

 

沢を離れて、尾根方向に道を登っていく。

そろそろ、アンヌ隊員のお昼コールが始まる。

お昼にはまだまだ早いので、次のベンチまで待つように指示。

アンヌ隊員、しぶしぶ従う。

 

途中のベンチで休憩をとる。(09:27)

約束のベンチに来たので、補給食をとることにする。

アンヌ隊員、もりもり食べる。

 

そしてしばらく、緩やかな道を進むと、

 

善六ノタワに到着だ。(10:11)

 

善六ノタワは、道しるべが立っているだけで、

何もないところだ。

 

善六のタワをすぎた直後に

権現山を望むことができるポイントがある。

ここからの眺めは、山奥まで来たな〜と感じさせる。

 

長いハシゴと階段を登っていく。

こんなに長く一直線にみえるハシゴと階段は珍しい。

 

ゆったりとした尾根に出る。

本日のコースでもっとも美しいポイントだ。

木が生い茂っている尾根道なので、日光を防いでくれる。

あまりの心地よさに、ゆっくりと歩く。

 

この稜線はブナの木がたくさんある。

真夏の緑生い茂るブナの木を堪能できる。

 

ブナの木に触れると、ブナのもつ力が伝わってくるような気がする。

ブナにはどっしりとした存在感がある。

 

多少のアップダウンはあるものの、

畦が丸の直下までは平坦な道が続く。

緩やかな稜線を楽しんでいると

アンヌ隊員のお昼コールがまた始まった。

もうすぐ畦が丸の山頂なので、我慢するように指示。

 

この辺りから、ハエがうるさくなってくる。

さらに、風もなく空気が蒸してくる。

暑いぞ。

 

畦が丸の頂上が見えてきた。

なんだかハエの数が増えてきたようだ。

じっとしていると目にも入ってくる。かんべんしてくれー。

ハエの大軍の真っただ中にいると、虫よけスプレーも意味がない。

丹沢のハエ多量発生の話なんて、聞いたことがないぞ〜。

 

畦が丸、山頂に到着。(11:06)

ハエだらけで食事がとれない。アンヌ隊員、がっかり。

 

畦が丸の避難小屋で昼食をたべよう、と中へ入る。

中には親子づれの2人が休んでいる。

お父さんの膝を枕に息子が寝ている。かわいい。

起こしてしまってはかわいそうだ、とアンヌ隊員。

すぐに出発することにする。

 

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