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下り始めのところは、ティッシュペーパーが散乱している。 どうやらこの近辺は、登山用語でいうキジウチ、花摘みが多いようだ。 足早に通り抜ける。 | ||
がけっぷちのガレ場に出る。 フルハシ隊員と強風の時に通過した恐ろしい場所だが、 本日は風もなく穏やかだ。これなら安心して歩ける。 | ||
表尾根、そして長尾尾根から宮ヶ瀬湖までが一望できる。 双眼鏡で大パノラマを楽しむアンヌ隊員。 ここは絶好の展望ポイントだ。
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さぁ、ガレ場を通過する。 左側に落ちたら、たぶん上がってこられない。 慎重に進んでいるように見えるが、実はへっぴり腰。 | ||
ガレ場のあとは静かな尾根歩きだ。 | ||
降りる尾根を間違えないように、コンパスで方向を確認する。 | ||
うむ、この方向で間違いない。 | ||
空が晴れると、緑が輝く美しい尾根になる。 | ||
しかし、空が曇るとちょっとさみしい尾根になる。 晴れと曇り、コントラストのはっきりした光景に 太陽の力強さを実感する。 | ||
行者が岳から1時間ほどで、 目印のモミの木に到着。(12:30) | ||
ここからは右方向に下る。まっすぐに下ってもいいのだが 尾根がはっきりしないので、危険だ。 | ||
テーピングもあるので心強い。 しばらくは急坂を下る。 | ||
またしても、ガレ場だ。 かなりダイナミックにガレている。 | ||
こちらも慎重にわたる。 | ||
ガレの途中に芸術作品を見かける。 自然は常に遷りゆくものだ。 諸行無常を心にとめて進む。 | ||
さらに急坂を下る。こういったところは、 坂に対してジグザグに進むと楽に降りられる。 | ||
境沢とヤゲン沢の分岐が見えてきた。 | ||
最後は木の根につかまりながら慎重に下りる。 アンヌ隊員、ちょっとビビっている。 | ||
境沢出会いに到着。(12:47) あとはタライ小屋沢沿いに、マイナー探検1号まで林道歩きだ。 | ||
しばらく行くと、林業のモノレールがある。 本日は休業らしい。 | ||
このモノレール沿いに登って行くと長尾尾根に出られる。 いずれはチャレンジしたいマイナールートだ。 | ||
さぁ、あと30分ほどだ。 | ||
道端の水たまりにオタマジャクシが大量に泳いでいる。 | ||
それにしてもたくさんいる。 こんなにたくさんのカエルが誕生したらこの付近は カエル王国になってしまう。
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この後、急激に天気が崩れてくる。 しとしと降り注ぐ雨の中、マイナー探検1号に無事到着。 |
昭和時代の丹沢のことが書かれた本を数冊読んでみたが、ハンス・シュトルテの「丹沢夜話」を読むと
かつてのヨモギ平の尾根は、非常にメジャーなルートだったことがわかる。
なぜ地図から地名がなくなったのかはわからないが、ヨモギ平の尾根は踏み跡がしっかりしており、
ハイキングには最適だ。