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権現山への管理道を見つけろ(1)

西丹沢自然教室 〜 大滝橋 〜 一軒家避難小屋 〜 権現山 〜 西丹沢自然教室

2009年8月29日(土)、天気:晴れ

行動時間 8:30〜16:30( 8h )

探検メンバー : キリヤマ隊長、アンヌ隊員

 

この夏は、我が隊の使命であるマイナールートの探検を

あまりしていなかった。丹沢マイナールート探検隊の

数少ないファン、さらにまだ我が隊のホームページを

見たことがない1億人のファンの期待に応えるべく、

キリヤマは新たなる挑戦をする。

 この日我が隊は、一軒家避難小屋から権現山を

目指した。このルートは、現在は廃道になっており、

当然、荒廃しているはず。まだルートは残っているの

だろうか。よし、行くぞ。マイナールート探検隊の出動だ。

 しかし、現地は地図には点線で記載があるものの、

ルートが分かりにくく、思った以上に困難を極める。

道迷いのプロ、キリヤマは無事権現山にたどりつけるのか。

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管理道を見つけろ

西丹沢自然教室の駐車場に

マイナー探検1号を止める。(07:50)

今日はまず、大滝橋まで自転車で移動だ。

出発の前に、掲示板をチェック。

西丹沢の情報をGETだ。

入り口付近にある、丹沢全体図を見ると、

今日の目的地、権現山には警告が書きこまれている。

「一般登山者は入山しないでください」

ありがたい。探検隊を励ましてくれている。

その脇に、「クロスズメバチ」と書かれている。

さらに山の伝言版には、畦ヶ丸付近でスズメバチに襲われた事件が

報告されている。スズメバチかぁ…。

 

まぁ、大丈夫だろう。

箒杉の下を通過して、

大滝橋のゲートに自転車を止める。

(8:00)

林道を進む。

今日も暑くなるだろう。

大滝に流れる清らかな水の音が

とても涼しげだ。

沢をわたり、やがて登山道は沢を離れて進むようになる。

尾根に向かって少し登ると、

古いベンチがあるところを通過する。

さらに高度を上げていく。

やぐらを組んだ大がかりな橋を通過する。

しばらく進むと、鉄骨と木道の調和を大切にしている橋に出合う。

(振り返って撮影)

細かいところまでしっかり作られている橋だ。

作った人の意気込みを感じさせる作品になっている。

そして、ステタロー沢と出合うと、

一軒家避難小屋に到着する。

屈強な沢屋が4人、

準備をしている。

避難小屋の中をのぞくと、とてもきれいに清掃されている。

さぁ、本日の探検がここから始まる。

小屋の裏手から管理道を進む。

最初は明瞭な道が付いており、

すぐに沢沿いを進み始める。

道は杉林の中を通ったり、

沢沿いを通ったりしながら進んでいる。

やがて、沢沿いに道がなくなる。

沢を少し進んでみると、先はゴルジュ帯になっており、

滝に行く手を阻まれている。

少し戻って周囲をよく見ると、右岸(左)の尾根に向かって

道が付いている。あれ? このまま尾根に向かってしまうと、

沢から離れてしまうぞ。

この道は丸太でふちどられた、しっかりした道だ。

どうやら管理道のようだが、

権現山への道かどうか不安だ。

つづら折の道をどんどん登っていくと、

下に沢が見える。どうやら滝を大きく巻いている道のようだ。

つづら折が終ると、

尾根に沿ってまっすぐ道が進んでいる。

やがてその先、尾根は続いているが道はなくなってしまう。

おそらくこの先をずっと登っていくと、地図にある1064m地点に行くのだろう。

ここからは、沢に向かって道が下っている。

よし、沢沿いに道がある。

おお、橋がある。

間違いない。権現山への管理道だ。

広い所に出た。

今日は暑い。ここまでたくさんの汗をかいた。

ここでアンヌ隊員の「オススメ」塩かけ赤飯おにぎり。

コンビニの赤飯おにぎりに塩をかけるだけだが、

汗をかいたときは、塩味がとてもおいしい。

このあたりから、水量が少なくなってくる。

道に、黄色の杭がある。

これは管理道の目印だろうか。

いったん沢の右側(左岸)にわたって

すぐにもとの左側(右岸)にわたり返す。

杉林の中に明瞭な管理道が続いている。

支流の沢を越えたその先に、道を見つける。道を探しているときは、

宝探しをしているようで、とても楽しい。手にしている地図は、

宝のありかを示した地図のようだ。そしてこの道の先はどうなっているのか。

それを考えると、とてもわくわくしてくる。

 

尾根に向かって道がなくなっている。

沢にも道はない。

手掛かりを求めて2人で探す。

沢には大きな岩がある。

沢の上流には道がない。

やがて、アンヌ隊員が反対側の斜面に道を発見する。

でかしたぞ、アンヌ隊員。

どうやらこの倒木で道が隠れていたようだ。

支流に沿って道が進んでいるが、

またしてもすぐに道がなくなってしまう。

 

支流の反対岸に道が続いている。

宝物を探し当てたときのように興奮する。

 (地図に書いても分かりにくい)

その先は明瞭な管理道になる。

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