朝霧高原、 |
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2009年8月22日(土)、天気:曇り、晴れ 行動時間 8:30〜16:30( 8h ) 探検メンバー : キリヤマ隊長、アンヌ隊員
この時期の東丹沢は、世界征服をたくらむ蛭ヒール星人に完全征服される。 アンヌ隊員は、ヒルが大嫌いだ。 「ヒルがいないところじゃなきゃ、いやだわ」 アンヌ隊員の好みの山を探すのは難しい。普通の登山道じゃ嫌だ、誰も いない所にいきたいなどという割には、ヤブ漕ぎはやだ、切り立った 斜面は登れない、沢登りなんて絶対できない、でもできれば富士山は見たい などと、やたら注文が多い。 アンヌ隊員の望みにかなう山はどこかにないだろうか。そうだ、静岡県に ある富士山周辺の山々はどうだろう。あそこならヒルはいないし、富士山も よく見えるだろう。 こうして我が隊は、毛無山(1946m)に登頂。毛無山は富士山の ビュースポットとして有名だ。しかし真夏のこの時期、我が家付近から 見える富士山はいつも、かすんでいる。毛無山から富士山は本当に見えるのか。 |
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岩だらけの道を登れ |
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東名高速、富士吉田インターより、約40分。 毛無山の登山道入り口にある駐車場にマイナー探検一号を駐車する。 |
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この駐車場は有料(1日500円)だ。お金をポストに投函する。 |
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駐車場から1分ほどで登山道入り口に到着。 ここから、探検が始まる。(8:30) |
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この付近はかつて金鉱山として栄えたらしい。 ゴールドラッシュ時代をしのぶ、破砕機が展示されている。 |
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マウンテンバイクの専用コースを分けて シングルトレイルの登山道に入る。 |
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ずいぶんとシンプルな案内だ。 もしかしたらこれは何かの暗号かもしれない。 |
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いったん広い道に出て 少し進むとまたシングルトレイルに入る。 |
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この登山道は、しっかり整備されており、 この道しるべが何度も登場する。 |
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沢を渡る。 |
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おや、なんか変な感じの沢だな。 よく見ると、これは人工の疑似岩だ。 岩と岩の間が、コンクリートで固められている。 見事な治水工事にびっくりだ。 |
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沢を越えると、すぐに急登が始まる。 | |||
地蔵峠への分岐を分けて |
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植林地帯を登っていく。 |
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カラ傘おばけみたいな形だ。 |
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まだ体がじゅうぶんに山に慣れていないのに ぐんぐん登っていく。 |
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一合目の看板だ。 ここから100m標高が上がるたびに、この看板が登場する。 |
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山頂までの距離は、2.8km。標高差は、1092m。 (ちなみに、檜洞丸、ツツジ新道の距離は4.7km、標高差1048m) 短い距離の間に、たくさん登る。 |
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はさみ石に到着。 この登山道はたくさんの岩がある。 その中でもさぞ名のある岩なのだろう。 |
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はさみ石は、登山道をはさむように石が並んでいる。 | |||
うぉ〜、はさまれる。 | |||
岩にペイントされた矢印がある。 大きな岩がとてもたくさんあるこの登山道は 道に迷いやすいのだろう。矢印があると、とても助かる。 |
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岩場には、たいていロープがある。 たくさんの道しるべ、ペイント、ロープ。 これらのものは、この道で過去に何度も事故や遭難が あったことを示唆している。 |
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なおも急な坂を登ると、 少しなだらかになったところで、二合目の看板を過ぎる。 |
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夏だ、暑いぞ |
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そしてその先、不動の滝の見晴台に到着。(9:12) 登山道入口から、約40分だ。 |
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不動の滝は落差が100mもあるといわれているが、 けっしてオーバーでないと思うほど高い。 |
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ここでバナナの補給をとる。今日はとにかく暑い日だ。 尾根に立っているのに、風が吹いていないので蒸している。 |
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汗を大量にかくと、塩分を身体がほしがる。 こんなときは塩をなめるといいのではないかと思い、 塩を持ってきてみた。 |
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うーん、塩だけなめてもあんまり美味しくない。 でも塩分を取ると水が飲みやすくなる。 |
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見晴台から少し登ったところに祠がある。 碑文に何か書かれているが、判読できない。 |
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岩場のハードコースを登っていく。 | |||
予想外の暑さに、集中力も欠けてくる。 |
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どうやら、熱気に頭をやられたらしい。 | |||
三合目を通過。 |
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これだけたくさんの岩場があると、 だんだん岩場に対して緊張感がなくなってくる。 下りではさらに危険だろう。 |
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このように滑りやすい岩が露出しているところが 何か所かある。 |
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慎重に登るアンヌ隊員。 | |||
四合目を通過。 |
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おお、突然、広いところに出た。(10:09) ここは一体何なのだろう。 |
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どうやらヘリコプターで救助するときに利用するらしい。 ヘリが着陸できる程の広さはないので、空中でホバーリングして救助するのだろう。 「よし、ここでおにぎりタイムにするぞ」
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「ええ、こんなところで?、救助を待っている人と勘違いされちゃうわ」 「そんなことはないだろ、それじゃ食べないで先に行くか」 |
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「食べます」 | |||
そして五合目を通過。 |
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五合目には、マツダランプの看板がある。 マツダランプのことをwebで調べると、 1910年から1962年頃まで使われた株式会社東芝の電球の呼称、とある。 ということは、この看板は40年以上前のものなのか。 見たところ40年もたっているようには見えないが、 「みんなで楽しむハイキングコース」という表現は、かなり古い。 |
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さらに登り続ける。岩場が多く、こう配もきついコースだ。 上から降りてくる人に、「登りはきついですよね」 「九合目以降は平坦になりますよ」などと話しかけられる。 |
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このコースは、探検初心者の我々には難易度が高い。 さらに、暑さで体力を消耗する。 |
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六合目を通過。 |