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初心者、通行不可の世附権現山を攻略せよ(2)

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植林地帯の暗いところを上っていくと、

 

661mのピークに到着。(15:06)

頂上から1時間15分だ。

ここも道しるべがぽつんと立っているだけの頂上だ。

直進せずに、道しるべにしたがって進む。

 

シカ柵沿いにしばらく下っていくと、

 
 

突然、右方向にテーピングの木がたくさん出現する。

 

どうやらこの先は直進でなく、テープにしたがって

右折するようだ。

 

道は明確ではないが、これだけテーピングがあると

さすがに無視できない。

 

そのうちに道も見えてきた。

地図で見てもこちらが正解なのがわかる。

 

やがて広かった尾根がだんだん狭い尾根になってくる。

 

右方向に管理道がある。

下ってきた今日は間違えないが、

登ってくるときは間違えそうな管理道だ。

 

近くに木にテーピングで

TEPCOとあるので、東京電力の管理道だろう。

 

登山道を少し下ったところから、振り返って管理道の分岐を撮影。

キリヤマのいるところから左方向へ進むのが管理道、右が登山道。

質素モードのフルハシ隊員をこの場に残して、

この管理道をしばらく進んでみた。

 

しばらく進むと、山の斜面をジグザグに登っていく道だった。

もしかしたら登山道に合流するのかもしれない。

 

元の道に戻り、さらに下っていくと、

 

また鞍部に着く。

目の前に561mのピークが見える。

道はピークを巻くように続いている。

またしても道しるべがある。

 

この鞍部にある道しるべの後ろにも管理道がある。

こんなに管理道が多いと確かに道しるべが必要だ。

この登山道は管理道が本当に多い。

 

道しるべにしたがって進んでいく。

いや、ちょっと待て。

こんなに管理道が多いと、だんだん懐疑的になってきた。

この道は本当に正しいのか。

道は561mピークを巻いて続いているが、

念のために目の前に見える561mピークに行ってみるぞ

 

 

561mピークに到着。

なだらかな場所だ。

 

ピークの少し先に、

なんだかよくわからないコンクリートの物体がある。

東京電力に関連したものだろうか。

しかし、Webで権現山の登山道を調べたときに

この物体の写真を見た記憶がある。

 

地図で現在地と登山道を確認。

うーむ、よくわからない。

ここを通過するのが正しいのか。

 

付近には踏み後らしきものはまったくない。

質素モードのフルハシ隊員にしばらく瞑想しているように指示。

周囲を探してみるが、道らしきものが発見できない。

 

意味不明の印を発見。

 

道が見つからない。

Webで見たという不確かな記憶なので、

あまり信用しないほうがいいと判断。

 

もとの道に戻ることにする。

 

すぐに道しるべがある。

やはりピークを巻く道で正解だった。

 

道しるべのすぐそばに、展望所とある。

「元」とマジックで書かれている。

 

先に行ってみると、柵があり、

 

その先は崖だ。

 

見渡しても展望はない。

やはり、元、なのだろう。

 

さらに下っていくと、

東京電力の施設がある。

 

植林の暗い道を下っていく。

 

暗い。

 

暗い。

 

ああ、暗い。

 

明るくなった。

 

展望台の看板がある。

 

県道が見えてくる。

 
 

東電の鉄塔の脇を過ぎて、

 

最後に階段を下ると、

 

権現山の登山口に到着だ。

 

ここから車までは自転車で行く。

 

よし。

 

そーれ。

 

いえーい

 

あ、抜かれた。

 

マイナー探検1号に到着。

 

感想:

・松田警察署の活動報告を見ると、この山の名前もちらほら出てくる。

 管理道が多くあり間違えやすのか、テーピングと道しるべが非常に多い登山道だ。

 しかし、ルートファインディングの探検としては充分に堪能できるいい道だった。

・この後、中川温泉「ぶなの湯」でゆっくりする。するとフルハシ隊員は

 “ハンバーグが食べたい”、“エビフライもいいな”、“しゃぶしゃぶでもいいぞ”、と

 さっきまでの質素なフルハシはどこに、やたら食い気が出てくる。

 やっぱり、ゆっくり歩いたり、やたら休んだりしたのは、ただの疲労だったのか?

 あやしい。

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