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幻の尾根、諸戸尾根で大山に登頂せよ

 

札掛〜諸戸尾根(こんぴら尾根)〜大山

2008年12月21日(日)、天気:晴れ

行動時間 07:30〜9:50( 2h 20min )

探検メンバー : キリヤマ隊長、アンヌ隊員

 

古い地図には載っている諸戸尾根、幻の尾根だ。

今はほとんど歩く人もいないこの尾根を攻略する。

行くぞ、マイナールート探検隊。

 

 

札掛にマイナー探検1号を駐車する。(7:30)

 

ヤビツ峠方面に県道を進む。

諸戸までおよそ40分だ。

 

遠くに見える山々が単調な県道歩きを

楽しませてくれる。

 

諸戸に到着(8:10)。

webの情報では、林業の事務所の裏に諸戸尾根の入口があるらしい。

 

*この事務所を、webで調べると「株式会社 諸戸ホールディングス」

 という明治初期からある会社らしい。

 

道しるべがあるが、この道しるべからは

ここが諸戸尾根の入口であることがわからない。

 

事務所には誰もいないみたいなので、忍び足で敷地内を通る。

事務所裏手に小さな鳥居があり、この後ろから

登山道が続いている。

 

鳥居を超えると左に祠がある。

そんなに古い祠でもないので、

おそらく、諸戸ホールディングで管理されているものだろう。

 

道がはっきりしていない。

念のためコンパスの方角を合わせ、

尾根の取りつきを逃さないようにする。

 

やがて沢沿いの道になる。

 

そしてしばらく行くと、小さな道しるべがある。

どうやら、これが諸戸尾根の入口に違いない。

県道からおよそ7分だ。

 

林業の現場と思われるところを通り過ぎる。

 

しばらくジグザグの道を登っていくと、

 

次に、木の根がむき出しになった急坂をまっすぐに登る。

 

登りが少し緩やかになったところを少し進むと、

(振り返って撮影)

 

諸戸尾根に到達する。(8:35)

県道から25分だ。ここから大山までは尾根道になる。

写真左方向が大山だ。

写真右方向に尾根が続いているが、道はない。

逆コースで大山から下ってきた場合、この分岐はわかりずらい。

テーピングが頼りになる。

 
 

下ってきたときは、ここの分岐を通り過ぎてそのまま尾根を

まっすぐ進んではいけない。

(←間違った方向に進んで撮影したもの)

 

分岐からは、丹沢三峰や長尾尾根がよく見える。

ここから大山の山頂まで、

東丹沢の美しい稜線を眺めながら進んでいく。

 

諸戸尾根の道は、踏み跡がしっかりしている。

 

管理道の分岐があるが、間違えて進んではいけない。

尾根を外れないように注意して進む。

 

岩場が少しあるが、もちろんロープはない。

そんなに大きな岩でもないので、なんなくクリアーできる。

 

やがて、木の根がむき出しの急坂を登ると、

 

しっかりとした稜線をまっすぐに進む。

丹沢山塊では、このような道は木道や

丸太の階段になっていることが多く、

階段がない坂道にへーコラする。

 

大山の山頂にあるNTTの鉄塔が見えてくる。

 

次に登山道が深く掘られたところを通過する。

雨で土が流れてしまったのだろう。

 

このような道は、堀から上がるときに苦労する。

 
 

その後も道が深く掘られてしまっているところを通過する。

 

ようやく普通の道になった。

もうすぐ大山の山頂だ。

 

このあたり、踏み跡はしっかりしているのだが

横道にすすむ分岐が多い。まっすぐ急坂を登るより

横道の方が緩やかな斜面沿いの道なので、ついそっちに

進みたくなる誘惑にかられるが、我慢してまっすぐ進む。

 

おお、まっすぐ進んでよかった。

シカ柵が張り巡らされており、横道にそれたら

シカ柵の内側に入ってしまうところだった。

よかった。

 

シカ柵沿いに進むと、大山の稜線に到着する。

県道から約1時間30分。

ヤビツ峠、大山の間のイタツミ尾根が見えてくる。

 

先にアンヌ隊員が到着。(09:45)

振り返ってキリヤマを撮影。

 

 

シカ柵はこのように簡単に開けることができる。

大山へ来る一般の人が迷い込まないよう、

通った後は、しっかり閉めておく。

 

大山直下の鳥居付近に出と、

 

 

すぐにNTTの鉄塔が見えてくる。

 

ここからは、丹沢三峰の稜線がよく見える。

 

さらに、表尾根の稜線も一望できる。

 
 

大山山頂で補給食をとる。次は、大山北尾根を下る。

この後、わが隊は道迷い遭難を経験することになる。

--続く-- → 大山北尾根を下降だ。道迷い遭難を克服せよ。

 

感想:

諸戸尾根は、踏み跡がしっかりしているので思ったより安心して歩けた。

天気がよければ東丹沢を見ながら登ることができる気持ちの良い尾根だ。

しかし、道しるべがないので下りに使う場合は分岐を見落とさないように注意したい。

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続き:大山北尾根を下降だ。道迷い遭難を克服せよ。

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