愛すべきミツマタ。今年も楽しく探検だ。

2016年3月20日(土)

中川橋 〜 上ノ原 〜 南沢沿い 〜 ピーク755m(大仏ノ野)〜 焼津 

 

今年もミツマタの探検に行こう。

ミツマタはアンヌ隊員のお気に入り。

これを見ずして、春はこない。

行くぞマイナールート探検隊!

 

ヤマレコに、GPS軌跡をアップしました

 

中川橋にマイナー探検1号を駐車する。

細川橋まで県道を歩く。

 

例年この時期は、

ミツマタのノボリが立っている。

ウメやサクラと同様に、ミツマタの

花見で町おこしか。

県道から、南沢沿いの道に入る。

さっそく、ミツマタ畑に出合う。

道の右側の斜面に広がる一面のミツマタ。

これを見るだけでも、今日はもう十分なくらい。

黄色いさざなみだ。

堰堤の工事中。

この付近は沢が崩れているので

大工事をしている。

工事していますの看板も

大きなものが立っている。

たくさんあるある。

私はポスターや宣伝といったモノが好きだ。

人に何かを伝える工夫が面白いからだ。

今回のザ・ベストは、これ。

五七調の誰にでも分かるコピー。

そして真剣に点検しているイラスト。

 

これを見た人は「そうだ!すぐに直そう」

と心に誓うだろう。

作り手のセンスを感じさせる一枚だ。

今度は、左の植林地帯に

ミツマタがたくさんある。

石の法面があるので、近くに行けないが

心地の良い香りが漂っている。

やがて、南沢堰堤が見えてくる。

たかが堰堤にちょっと大げさな建造物だ。

だが、この沢の上流は地盤がもろく、

この堰堤はけっして伊達ではない。

堰堤を越えると、幅広い道はなくなり、

狭い作業道になる。

しばらくは、沢の右岸沿いに道が続く。

手すりの付いたところを通過すると、

道はやがて沢を離れ、

森の奥に向かっていく。

おや、これはなんだろう?

こんなところに放送関連の建物がある。

 

マイナールート探検は、不思議なモノに

出合うことが多い。謎は解けることなく、

ミステリアスな空想が残る。

なかなかしっかりとした道が続いている。

過去に使用して放置されている道には見えない。

探検家歓迎の看板も、経年劣化が見られず

まだ新しい。

対岸には、鉄の階段もある。

この辺り一帯は、山林工事を進めて

いるのだろう。

 

さらに奥に進んでいくと、

ところどころ崩壊しているところがある。

大規模な崩壊が起らないための工事か。

丸太の橋を越えて

つづら折りの道を登っていく。

木と木の間隔が狭く、

息が詰まりそうなほど密集している。

 

やがて道が、ぷっつりとなくなる。

てっきり、このまま本日の目的地

P755まで続いているのかと思った。

道を外したかな?

周囲を隈なく探してみるが

道らしい跡はあるものの

落ち葉や枝に隠れてしまっている。

しかたがないので、

来た道を戻っていく。

P755mへは、2011年に探検家の集会(探検記No.85

「ニカニカ集会」のときのルートで登る。

 

おっと忘れていた。

行くぞマイナールート探検隊!

とはいえ、5年前に登ったルートを

探すのは難しい。

森の変化に伴い、道は消失してしまっている。

 

もはやどこに道があったのか、

本当に道があったのか、

まったくわからない。

やがて、シカ柵が現れる。

この辺りから尾根がはっきりしてくる。

5年前に探検家の皆さんで休憩した

場所に到着。

改めて周囲を探索するが

道らしきものは見つからない。

 

祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり。

行く川の流れは絶えずして。

 

この世は、移り変わっていく。

山に入ると、それをしみじみと感じる。

ピーク付近には新しいシカ柵がある。

そして、P755mに到着。

ここは通称アンテナ峰。

霧の中に、アンテナがぼんやり見える。

このアンテナは、何のためにあるのだろう。

基盤のラベルを見ても用途がわからない。

だが、製造年月日が1977年とある。

約40年前か。古いな。

こんな遺物が現役とは思えない。

ということは、これは投棄物か。

さて、お目当てのミツマタだ。

あるある。

いっぱい咲いている。

明るい黄色だ。

ロックンロールだぜ!

おにぎりタイムだぜ!

下山は丹沢湖畔、焼津に向かう。

植林地帯をどんどん下っていく。

この辺りは、最近伐採したらしく

丸太がたくさん転がっている。

仕事道も整備されているので

とても歩きやすい。

県道へ階段を降りる。

 

今日の探検はここまで。

楽しい探検に祝福を!

 

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