暑いぞ、パンツがあかん! さかせ古道を通って、地蔵平を再訪だ

 

2013年11月2日(土)

細川橋 〜 二本杉峠 〜 さかせ古道 〜 地蔵平 〜 二本杉峠

 

地蔵平に行きたい。あそこはいいところだ。

アンヌ隊員は、まだ地蔵平に行ったことがない。

そこで、さかせ古道を探検しながら向かうことにした。

丹沢湖の中川橋にある駐車場に

マイナー探検1号を駐車する。

 

いつもはガラガラの駐車場が、今日は満車。

丹沢湖・高校駅伝が開催されているからだ。

県道を細川橋まで歩き、細川商店の脇から

登山道に入る。

 

しばらく登ると、神社が見えてくる。

今日はこの神社の奥にあるルートで

二本杉峠に向かう。

 

このルートは、昭文社「山と高原地図」には、記載がないが、

国土地理院の地図には、ルートの記載がある。

どこが登り口なのか、わからないが

踏み跡があるから、きっとここから

登るのだろう。

しかし、登りはじめると、踏み跡はすぐに

なくなってしまう。

 

いずれ踏み跡が見つかるかもしれない。

しばらくシカ柵沿いに登って行く。

やがて、シカ柵に囲まれてしまう。

シカ柵が倒れているところから、シカ柵の外側に出る。

 

帰宅後に調べたweb情報によると、

ここはシカが絡まって、柵が倒れたらしい。

今日は湿度が高く、風もない。

登りはじめて10分ほどすると

とても暑くなってくる。

大汗をかく。

 

 

 

アンヌは、そんなに暑くないという

メガネが汗で曇る。

よく見えないので、メガネを外すと、もっと見えなくなる。

 

さらに困ったことに、この日のパンツがよくない。

いつもは、モンベルの速乾ブリーフ。

しかしこの日は、イトーヨーカドーのトランクス、綿100% だ。

こいつは、汗をかいた足に引っかかる。

 

暑い!

パンツ!

暑い!

パンツ!

頭の中でぐるぐる回る。

シカ柵に阻まれながらも、

尾根沿いに登っていく。

やがて登山道と合流する。

(振り返って撮影)

結局、ここまで踏み跡は発見できなかった。

このルートは消滅してしまったのだろうか。

ここからは、登山道を登っていく。

相変わらず暑い。頭の中は、パンツだ。

こうして、二本杉峠に到着。

ここは、穏やかな感じのするところ。

いったん休憩にする。

アンヌ隊員いわく、

「何かの気の通り道」

 

二本杉峠は、畏怖の念を感じさせるところだ。

屏風岩山に向かう道の途中、

地蔵平への道、さかせ古道がある。

 

ここは、2回目の探検だ。前回の探検はフルハシ隊員と行った。

No38:さかせ古道を突破せよ -2009年5月-

あれから、4年。この道はどうなっているのか。

Tシャツを着替えて、少し涼しくなった。

もう、パンツのことは気にならない。

 

いくぞ、マイナールート探険隊。

歩き始めてすぐに道がなくなる。

目の前は、ただの斜面だ。

しかし、視線を少し上に向ければ、道を発見できる。

さかせ古道は、これから向かう地蔵平への

生活道路だったらしい。

 

地蔵平に人が住まなくなってから、

この道は使われていない。

所々に昔の道を感じさせるところがあり、

じっくり歩いてみたくなる道だ。

しかし、やはり廃道だ。

倒壊している個所が多く、通行に難儀する。

 

最初の大きな崩壊地に到着。

ここは、この道の最難関だ。

 

以前来たときよりも、崩壊が進んでいるようだ。

ここを越えるために、装備をしっかり持ってきた。

しかし、ありがたいことに、

トラロープが設置されている。

 

これがあればかなり楽に越えられる。

崩壊地の底へ、トラロープで下る。

反対側の崖にも、やはりトラロープがある。

トラロープには、中間の結び目もあるので、

放置したロープではなく、設置したロープだろう。

 

その後も、いくつか崩壊地を越える。

この日は、ドライバーを使って

斜面をトラバースする。

 

丹沢のような土の山では、ドライバーが役に立つ。

はるか下に、丸太橋の残骸がある崩壊地だ。

 

ここもドライバーで、難なく通過。

やがて、道は山の斜面を離れ、

植林地帯を進む。

林道が見えてくると、

地蔵平はすぐそこだ。

こうして、地蔵平に到着。

ここには以前、集落があったらしいが、

廃屋はおろか、空き缶などのゴミ一つもない。

 

昼食をとり、しばらくしみじみする。

次に、林道を浅瀬方面に下って、

二本杉峠への分岐にまで来る。

千鳥橋のところだ。

 

この道も、あまり使われていないようだ。

所々崩壊しており、斜面のトラバースでは、

かなり危険なところもある。

 

二本杉峠の直下では、急登になる。

ここで、また暑くなって大汗をかく。

頭の中は、やっぱりパンツのことばかりになる。

こうして、二本杉峠に到着。

パンツと共に過ごした一日だった。

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