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西丹沢で一番美しいナメ滝だ。ヤビキ沢を調査せよ

西丹沢自然教室 〜 ゴーラ沢出合 〜 ヤビキ沢

2011年 7月9日(土)、天気:曇り

行動時間 8:50〜14:15( 5 h 25 min )

探検メンバー : キリヤマ隊長、アンヌ隊員

 

今シーズン、初の沢登りは、ヤビキ沢だ。

この沢は、ナメ滝が美しく、多くの探検家が訪れている。

この日、キリヤマは、滑り台を大いに楽しむ。

いくぞマイナールート探検隊。

 

マイナー探検1号を、西丹沢自然教室の駐車場に止める。(08:50)

自然教室のKさんに、ごあいさつ。

そして、登山届を提出。

さぁ、今日はまずツツジ新道を進む。

森の中は、緑が力強く、そして美しい。

しかし、とても暑く汗をたくさんかく。

これは、沢に入るのが楽しみだ。

ゴーラ沢出合に到着。

丸太橋が流されてしまっているので、

ここで、沢シューズに履き替える。

そして、ツツジ新道の階段を登り、(09:45)

ゴーラ沢の堰堤を2つ巻く。

最初のクサリ場を越えると、

右方向に、踏み跡がある。

ここからゴーラ沢に向かう。(09:50)

いつものポーズで気合を入れる。

さぁ、行くぞ、マイナールート探険隊。

下り始めると、すぐに道が不明瞭になる。

その後は、斜面沿いに進んで行く。

ずいぶんと大きな、タマゴダケがある。

あまり食べる気になれないが、食用だ。

ゴーラ沢の堰堤の手前に降り立つ。

両岸は切り立った崖なので、堰堤を左から大きく巻く。

堰堤の少し手前、左側の斜面を登ると、

踏み跡が少しある。

堰堤を越えて、沢に降りる。

こうして、ゴーラ沢に降り立つ。

まずは、ゴーロ地帯を登って行く。

やがて、分岐に出合う。(10:25)

ええと、どっちかな。

左のほうが、水量が多い。

多分、左だろう。

しばらくゴーロを進むと、

あれ? 滝だ。けっこう高い。

5mは軽くありそうだ。

でも、webの情報では、こんなところに

滝はないはず。簡単に登れるから、

あえて話題にしないのかな?

試しに、途中まで取り付いてみるが、

ロープの確保なしでは、とても登れない。

両岸は切り立った崖。巻き道はない。

ベテラン探検家は、ここを話題にすることもなく、

かるーく登ったのか? すごい!!

 

ひゃー!! 冷たい。とても耐えられない。

こんな危険な滝は、勇気ある我が隊には無理だ。

 

「残念だが、今日の探検はここで中止だ。戻ろう」

「ねぇ、さっきの分岐をまちがえたんじゃないの?」

 

「いや、ここで正しいはずだ」

「でも、ここは方角が合っていないわ。それに隊長はよく間違えるわよ

「ええっと…そうかなぁ。念のため地図で確認するか」

 

あれ?? 間違えている。

ここは、ヤビキ沢ではない!

ゴーラ沢の本流だ。

「もう、しっかりしてよ」

アンヌ隊員にさんざん言われてしまう。

ああ、またしても隊長の威厳が…。

こうして、分岐まで戻ってくる。

今度は分岐をヤビキ沢へ。

ヤビキ沢を進むと、すぐに滝が見えてくる。

(10:45)

これだ! 

ヤビキ沢の名物、ナメ滝。

このナメ滝を見に、多くの探検家がここを訪れている。

気持ちがいいナメ滝だ。

web情報では、このナメ滝は何十メートルも

続いているらしい。

勢いよく流れる水流が、とても涼しい。

あれ、もう終わりかな?

お、またナメ滝だ。

今度は、長いぞ。

うーんと先まで続いている。

これはいい。

 

( わー、流される! → )

途中には、ナメ滝の急坂もある。

やがてナメ滝が終わり、

ゴーロ地帯になる。

途中に、数メートルのナメ滝があり、

その後は、水量がぐっと少なくなってくる。

やがて涸れ沢の分岐に出合う。

水流に沿って進むと、

ヤビキ沢、最初の滝に出会う。(11:15)

この滝は登攀できない。

普通はここから石棚山に向かって登って行く。

しかし、我が隊は登ってきたヤビキ沢を下降する。

通常、沢を下ることは、とても危険だが、

ヤビキ沢は、大きな滝がないので問題ない。

ナメ滝を楽しみながら下っていく。

よし、今度は滑り台だ。

わぉ! お尻が痛い。

ああ、面白かった。

途中、お互いをロープで結び(アンザイレン)

アンヌ隊員を確保しながら、下って行く。

そして、さらに下って行くと、

ナメ滝が終わり、ゴーラ沢のゴーロ地帯になる。

(12:22)

堰堤の上に到着。

ここからツツジ新道へ登って行く。

よし、ツツジ新道に到着だ。(12:48)

すごいぞ、マイナールート探検隊。

あとは、森の中の道をノンビリ下って、

西丹沢自然教室に到着。

Kさんと交流を深める。

今日もすばらしい探検だった。(14:14)

 

あとがき

・西丹沢自然教室のKさんから、いくつかためになる情報を得た。

 1:この夏は、落石が多い(通常は、雪解けの春ごろが多い)。

   この日も、雨棚(大滝沢)を見に行った探検家(まーちゃん氏らしい)が

   すぐそばに人の頭ほどの岩が落下してきたらしい。

 2:今年は、さまざまな花が「あたり年」らしい。もちろんツツジもたくさん花を

   つけたので、登山者が多かった。ちなみに、西丹沢自然教室に登山届けを出す人の

   48%が檜洞丸への登山とのこと。

 そのほか、いろいろお話をうかがった。いずれ「キリヤマ隊長はかく語き」で紹介したい。

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