菩提峠 〜 地獄橋 〜 大山北尾根 〜 (通称)ネクタイ尾根 〜 唐沢峠 〜 大山 〜 ヤビツ峠 〜 岳ノ台 〜 菩提峠 | |
2010年11月28日(日)、天気:曇り、晴れ 行動時間 9:20〜15:20( 6 h ) 探検メンバー : キリヤマ隊長、コノハ隊員
一日に2度も大山に登頂する今日のコース。 この強硬な探検を共にしてくれる相棒はもちろん、 コノハ隊員だ。 行程が長いため、ロクに休憩も取らず、 さらにトレイルランニングでガンガン下る。 はたして、キリヤマはコノハ隊員についていけるのか。
行くぞ、マイナールート探検隊。
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Stairway To Heaven ?
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この日、菩提峠の駐車場はすでに満車。 一台も止めるスペースがない。 |
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しかたないので、マイナー探検1号を道路わきに駐車する。(9:20) ここから地獄橋まで自転車で下る。 |
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札掛方面に向かって、快適に下って行く。 |
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地獄橋の付近にある駐車スペースに 自転車を止める。 |
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ゲートを越えて、林道に進む。 |
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やや、こんなものがある。 最近クマの目撃情報をよく聞くんだよなぁ…。 |
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まぁ、大丈夫だろう。 |
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すぐに林業のモノレール駅が見えてくる。 このあたりから、大山北尾根を狙える尾根があるはずだ。 |
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さぁ行くぞ、コノハ隊員。 マイナール探検隊だ。 |
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モノレールの線路は、大山北尾根まで続いている。 モノレール沿いに登っていけばいい。 |
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所々に踏み跡があるが、 たどってみると、すぐに消えてしまう。 |
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ここは、モノレール沿いに登っていくのがよさそうだ。 |
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かなりの急な坂道を登っていく。 てっきり管理道があると思っていたが、 なかなか見つけられない。 |
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よし、黄色のテーピングを発見。 その先には、はっきり踏み跡がある。 見つけたぞ。これは管理道だ。 きっと山頂まで続いているに違いない。 |
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行くぞ、コノハ隊員。 マイナールート探検隊の出動だ。 |
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ありゃりゃ、もう道がなくなった。 |
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やはり、モノレール沿いに登っていこう。 |
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振り返ると、ヨモギ尾根、長尾尾根、 その先には丹沢山が見える。 |
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ここまで、かなりの急坂だ。 コノハ隊員のテンポについていけず、 ちょっと休憩。 |
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また踏み跡があるが、もうだまされないぞ。 |
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やがて、送電線の鉄塔が見えてくる。 |
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こんな山奥に、こんな巨大な物を作るなんて、 人間は本当にすごいことをするなぁ。 |
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鉄塔に登るためのゴンドラがある。 近寄ってみると、何か書いてある。 |
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いや、そういわれても、 運転できないよなぁ。 |
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やがて、モノレールが尾根を外れて、 山の斜面を進んでいく。 |
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1021 m 地点に到着。 ここは、何もない平らなところだ。 |
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1021 m 地点を過ぎると、今度は尾根が細くなり、 平坦になる。 |
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そしてその先は、切り立った岩場だ。 |
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振り返ると、二ノ塔、三ノ塔が、 その後ろには、富士山がわずかに見える。 |
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やがて、大山北尾根が見えてくる。 |
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ここには、ハイカーが間違えないように、 探検家プレジャーランドの看板がある。 |
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こうして大山北尾根に到着。(11:10) よし、まずは最初の探検をクリアーだ。 |
(大山の山頂から5分ほど下ったところ) |
モノレールの次は、ネクタイだ。 |
さて、今日はここから、大山の山頂には向かわず、 石尊沢の左岸尾根(通称ネクタイ尾根) を下降して唐沢峠に進む。
木々の合間を、ゆっくりと進んでいく。 すっかり葉が落ちてしまい、スッキリしている。 |
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ここ大山北尾根は樹形の美しい木々が多くある。 コノハ隊員が、大木と対話している。 大山北尾根は、樹木に囲まれた尾根。 とても気持ちの落ち着くところだ。
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モノレールが交差するこのあたりに、 石尊沢の左岸尾根への下り口があるはずだ。 (11:25) |
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テーピングもない上、尾根から下を見ても、 石尊沢の左岸尾根らしき支尾根が見えない。 どこから下るのか、とても分かりにくい。
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かつて、この尾根の入口に誰かが目印にネクタイを 巻いたことが、ネクタイ尾根の由来となっている。 しかし、入口にあるはずのネクタイは、現在ない。 |
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ちょうど、モノレールが交差している その真下にあたるところを下ってみる。 よし、どうやらここだ。
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↑国土地理院の地図に加筆(以下同じ) |
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しばらく下ると、探検家が登ってくる。話を聞くと 以前はこの尾根に、ネクタイがたくさんあったそうだ。 しかし、誰かが回収したらしく、 今ではほとんど見かけなくなったらしい。 |
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そして、足下に最初のネクタイを発見する。 |
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かなりの急坂をテンポよく下っていく。 |
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やがて、2本目のネクタイを発見。 |
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近くによって、よく見てみると、 ねじれて結んである。 |
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やっぱり、身だしなみはきちんとしなくては。 |
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よし、これがネクタイ結びだ。 これでよし。 |
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尾根が少し細くなり、 モミの木が生えたところを通過する。 |
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3本目のネクタイは、かなり古いものらしく、 もはやネクタイに見えない。 |
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やがて丸太の階段が出現する。 その先で、道は右に大きくカーブする。 |
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踏み跡がしっかりしてくる。 次に左にカーブすると、 沢沿いの道になる。 |
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道はすぐに沢に向かって下っている。 沢に降りると、ここでまたネクタイに出合う。 (振り返って撮影) |
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石尊沢に降り立つ。 さて、ここから唐沢峠へ登るルートを探す。 |
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コノハ隊員は、唐沢峠からここを通過したことがあるという。 登り口を探して、ウロウロしていると、 |
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お、ケルンだ。 ここが登り口か。それとも何かの目印なのか。 ここは慎重に見極めたいところだ。
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おや?、ケルンの上に何か ぶら下がっている。 |
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わかりやすい。 |
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そして、踏み跡にそって登っていく。 |
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わかりやすい(その2)。 |
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こうして、石尊沢から10分ほどで 唐沢峠に到着。(12:20) よし、ネクタイ尾根(通称)を攻略だ。 |
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唐沢峠は、しんみりとした山の空気を感じるところだ。 大山の喧騒を逃れて、しずかなハイキングを楽しみたいときは、 ぜひここを訪れて欲しい。 |
大山に登れ、走って下山せよ。 |
さて、ここからもう一度、大山の山頂に向かう。 |
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ここはハイキングコースなので、 よく整備されている。 やせ尾根もクサリのガードで安全だ。 |
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梅ノ木尾根との出合いを通過して、 丸太の階段を登っていくと、 |
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登山道は、送電線の下を通る。 |
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その近くに、錆びた鉄の塊がある。 かなり古いものなのか、鉄以外の部品がない。 よく見ると、トラックのエンジンと車輪部分のようだ。 どうやらかつて、ここまでトラックが入れる道があったようだ。 |
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ファンタのボトルを発見。 これは1970年代のものだ。 |
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廃材がある。 土台だけが残された建物跡もあるので、 かつてここに、資材置き場でもあったのだろうか。 |
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山奥でこういった昔の痕跡を発見すると、 昭和の時代に思いをはせる。 ことさら昭和時代を懐かしむわけでもなく、 批判するわけでもなく、ただしみじみするのみ。 |
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昭和体験ゾーンをすぎ、さらに登っていくと、 見晴台への登山道と出合う。 ここからは、ハイカーとたくさんすれ違う。 |
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こうして、大山山頂に到着。(13:40) 山頂はハイカーで大賑わい。 |
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お手洗いも神社前も、大変混雑している。 |
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さぁ、続いてヤビツ峠までイタツミ尾根を下る。(14:00) トレイルランニングだ。 コノハ隊員は、軽快にスピードを出して下っていく。 |
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まさにランナーの本領発揮。 それにしてもコノハさん、 |
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速すぎる。 |
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こうしてヤビツ峠に到着。 地図上のコースタイムが45分のところを、 20分ほどで駆け下りてきた。(14:20) |
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今日は2度も大山に登り、その上、トレイルランニング。 足腰の限界がそろそろ来ている。 わたしの足は、まるで鉄下駄を履いているように、とっても重い。 |
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さて、ここからは岳ノ台を通過するルートで 駐車場のある菩提峠に進む。
でも、鉄下駄を履いているのに、 岳ノ台まで登れるかなぁ。 |
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ひーこれは。 |
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ちょっと待ってくださーい。 |
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コノハ隊員、あそこでちょっと休憩しましょう。 |
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あひー、もうダメ。 |
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コノハ隊員は、ヘーチャラらしい。 体力の差を感じるが、隊長の威厳は保ちたい。 でもここまで登れば、あとはそんなに急な登りはない。 もう大丈夫だ。 こうして、高貴な立ち居振る舞いに戻った。 |
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東屋を下って5分ほどで、道しるべがある。 この付近に、ヤビツ峠の旧道の分岐があるらしい。 |
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道しるべの後ろに、しっかり道がついている。 おそらくここがヤビツ峠の旧道だろう。 現在のバス停のあるヤビツ峠ができる前は、 こちらが本線だったらしい。 いずれこの道を探検してみたい。 |
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旧ヤビツ峠の分岐を過ぎてしばらく進むと、 ススキのきれいな斜面を歩いていく。 ここのあたりは、ヤビツ峠の旧道だ。
この付近にあった、シカ柵がなくなっている。 シカ柵を越える階段もなくなり、すっきりしたハイキングコースになっている。
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岳ノ台の展望台に到着。(14:50) |
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このあと、菩提風神祠を通過して、 |
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菩提の駐車場に戻ってきた。 |
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よし、今日の探検は成功だ。(15:20) 充実した探検だった。 コノハ隊員、ありがとう。 |
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あとは自転車を回収。 すばらしい探検に祝福を。 |
・我が隊は今まで、大山をほとんど探検していない。 これからも大山を探検しようと思うが、最近のクマ情報では、 大山にもクマは出没するらしい。 大山はすばらしい。でもクマは勘弁して欲しい。 |