本間橋 〜 伝道 〜 雷平 〜 白馬尾根 〜 鬼ヶ岩ノ頭 〜 蛭ヶ岳 〜 姫次 〜 榛ノ木丸 〜 伝道 | |
2010年11月21日(日)、天気:曇り、晴れ 行動時間 7:50〜16:20( 8 h 30 min ) 探検メンバー : キリヤマ隊長、アンヌ隊員
丹沢三峰の稜線から一望できる、鬼ヶ岩ノ頭の尾根。 そこに広がる草原があまりに美しく、いつも見ほれていた。 いつかは、あそこに行きたい。いや、行かねばならぬ。 そう、この尾根こそ、丹沢探検家に人気のある、白馬尾根だ。 しかし、地図には登山道が載っていない。 ということは、これはマイナールートだ。(もしくは無名道だ) ついに白馬尾根に挑戦するときが来た。 行くぞ、マイナールート探検隊。 |
ダイナミックな岩場だ。雷平に向かえ |
今日も、本間橋の駐車スペースに マイナー探検1号を駐車する。(07:50) |
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まずは、魚止橋を越えて左折する。 そこには、林道をショートカットできる 道がある。 |
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落ち葉がたくさん降り積もった林道を しばらく歩いていく。 沢の音が静かに響いている。 風もなく穏やかだ。
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林道の終点に到着。(8:30) ここから伝道沢をわたって 登山道に入る。 |
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さぁ、ここからが探検だ。 今日も、はりきって行くぞ。 マイナールート探検隊。 |
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まずは、雷平へ向かう。しばらく登りが続いた後、 造林小屋を通過する。 |
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そして、最初の丸太橋をわたる。 |
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木々は葉を落とし、枝には残りわずかの葉が残っている。 冬の眠りに入る前、わたしたちに輝きを見せてくれるようだ。 |
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光が葉を透けて通り、やわらかい感じがする。 アンヌ隊員いわく「和紙のようにきれい」。 |
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2つめの丸太橋は、落ち葉で滑りそうだ。 ここには、探検家を歓迎する看板がある。 |
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3つめ丸太橋。これは今にも崩れそうな橋だが、 修復されている。 |
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その先で、ロープの設置された岩場を通過する。 このロープ場の上部が少し危ないが、 このくらいの危険は、探検を楽しむのに充分だ。 |
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早戸川にかかる最初の丸太橋に、問題はなさそうだ。 web情報によると、ついこの間までこの橋は流されていたらしいが、 復帰したとの情報が入り、今日は安心してここまで来た。 |
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沢をわたるとすぐに、沢沿いの岩場がある。 ここは、設置されているロープを使って登る。 |
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ロープにつかまって崖をヘツる。 そんなに高くはないが、それでも落ちれば かなり大変なことになる。 |
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ここを通過しなくても、すく上には巻き道もある。 だが、アンヌ隊員は、それでは物足りないという。 確かに、ダイナミックなこのルートを通過するのは楽しい。 |
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風船が落ちている。 小さな子どもが放してしまった風船が、ここまで飛んできたのだろう。 しぼんでしまった風船は、なんとなくさみしい。 |
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2つ目の橋も、問題なく渡れる。 |
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矢印のペイントされた岩の脇を通過する。 |
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次の矢印は、崖の上をさしている。 ここにはロープが設置されている。 |
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少し高度感があるが、ホールドも足場もしっかりある。 ロープを頼りに、岩の斜面をヘツる。 |
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雷平に到着。(09:00) 右に進むと、雷滝だ。 ここは、左に進んで沢をわたる。 |
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丸太橋で、沢を越える。 この丸太橋は、少し斜めになっている。 バランスを取りながら、軽快にわたるアンヌ隊員。
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わたしはといえば、わたるのに バランスがとれずうまく歩けない。 ここは、四つんばいでわたった。 (この際、隊長の威厳は無視だ) |
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沢をわたり、10m〜20mほど行ったところに テーピングとケルンがある。 地形図から判断しても、ここから登るようだ。 |
白馬尾根の草原を味わえ |
さぁ、いよいよ白馬尾根だ。(9:15) 行くぞ、マイナールート探検隊。 (キメポーズはジャンプ!)
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(国土地理院地図に加筆) |
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まずは、少し登ってから踏み跡に沿って進むと、 |
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すぐにシカ柵をくぐる。 よし、白馬尾根の入口に間違いない。
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その先は、谷間を登っていく。 |
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道は、大岩のあるところでU字に曲がっている。 |
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その先で、もう一度シカ柵をくぐる。 |
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とても明瞭な道だ。 これは、仕事道なのかもしれない。 |
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しばらく進むと、紛らわしい分岐があるが、 丸太で通せんぼしてある。 |
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やがて植林地帯の尾根道になる。 |
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尾根道を登っていくと、 土を止めるための丸太がある。 この丸太を道と勘違いするかもしれない。 |
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植林地帯の尾根道だ。 かなりの急坂を登っていくと、 |
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やがて、シカ柵沿いの道になる。 道が少しヤブっぽくなり、その上は |
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崩壊地の斜面だ。(10:30) |
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ここから遠くまで展望がある。 榛ノ木丸の尾根が見える。 |
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崩壊地の上は、またヤブになる。 ヤブを抜けると、道がはっきりしなくなる。 このあたりはテーピングがたくさある。 |
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登っていけば、自然と頂上に到達できるのだが、 それでは、マイナールートの探検にならない。
「よし、そっちに進め!」 的確な指示を出すと、 |
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ちがった。 こっちではない。 |
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このルートを下りに使うときに、 この付近でとても悩むだろう。それを考えると、 ここでしっかりと道を把握しておきたい。 しかし、道は見つからない。 仕方がないので、ひたすら登っていく。 |
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すぐに開けた草原にでる。 ここには、踏み跡がしっかりある。 かなりの急な斜面だが 写真では、平らに見える。
(横から撮影してみた→) |
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踏み跡にしたがい、どんどん登っていくと、 |
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やがて道は、林の中を通過する。 この付近には、ツツジがたくさんある。 |
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白馬尾根の名物老木で、くつろぐキリヤマ。 |
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すぐそばには、サルのコシカケがある。 |
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やがて林を抜ける。(11:00) ここが白馬尾根の名所、草原地帯だ。 人々を魅了してやまないこの草原は、 多くの探検家が訪れている。 |
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淡いオレンジ色の草原が、どこまでも広がっている。 風が吹くと、葉の先が細かく揺れ、 草原全体が動いているように見える。 |
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いつまでもここにいたい。
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まるで羽毛の上に立っているみたいね。
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サタデイ・ナイト・フィーバー!
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しばらくすると、我々のために太陽も出てくれた。 きらきらと輝く草原を進んでいく。 |
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草原地帯を過ぎると、その上は笹原だ。 |
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そして、シカ柵が現れると、 鬼ヶ岩ノ頭は近い。 |
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こうして、鬼ヶ岩ノ頭に到着。(11:40) 写真右奥が不動ノ峰方面。 キリヤマの後ろが白馬尾根。 |
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よし、白馬尾根を攻略だ。 すごいぞ、マイナールート探検隊。
次は、蛭ヶ岳に向かう。 |
蛭ヶ岳から姫次まで |
わたしは、鬼ヶ岩を越して見るこの風景が好きだ。
蛭ヶ岳は、姿が美しい。だから眺めていたい。 檜洞丸は、森が美しい。だから登りたい。 |
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『 蛭ヶ岳 ながめていたい いつまでも 檜洞 のぼってみたい 秋の空 』 と詠んだ人がいる(わたしだ)。
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こうして、鬼ヶ岩ノ頭のクサリ場を下っていく。 |
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ブナの木が点在している。 ブナの木を見ると、心がホッとする。 そして目の前には、蛭ヶ岳。
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立ち止まり、周囲を見渡す。 いつまでもこの美しい光景が続いてほしいものだ。 |
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蛭ヶ岳山荘が見えてくる。 よし、頂上に到着だ。 |
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山荘の脇にある広場に、若者のパーティがいる。 そして、山頂のベンチは満ぱん。 こんなに人がたくさんいる蛭ヶ岳は初めてだ。(12:15) |
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蛭ヶ岳は360度の展望があるのだが、 この日は雲が多く、残念だった。 |
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昼食をとり、次の目的地、姫次に向かう。(12:50) |
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このコースを歩くのは初めてだ。 登山道は整備されており、歩きやすい。 |
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蛭ヶ岳からの長い下りの後は、 森の中の平坦な道が続く。 |
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手すりの付いた階段がある。 他の登山道では、あまり見かけないタイプだ。 |
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地蔵尾根の道しるべを過ぎると、 |
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カラマツがたくさん生えている。 ここから姫次まで、カラマツを楽しみながら歩いていく。 |
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原小屋平に到着。(13:45) ここは、森の中の小さな広場だ。 |
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赤い実のなった木がある。 名前はわからないが、やさしい色合いの木だ。 (帰宅後、コノハ隊員に聞いたところ、マユミの実と判明) |
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こうして、姫次に到着。(14:10) 下山は、榛ノ木丸の尾根を使う。 |
道が分からなくても、黙っていよう |
榛ノ木丸への分岐まで、丹沢主脈を歩いていく。 |
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1ヶ月前とくらべ、この場所は、 緑も紅葉もすっかりなくなっている。 (1ヶ月前、10月16日のこの場所→) |
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榛ノ木丸への分岐に到着。 ここから登山道から外れて、脇道に入っていく アンヌ隊員は、後ろから来る夫婦パーティを気にしている。 入っていくのを見られるのが、恥ずかしいらしい。
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「変な所に行くみたいでいやだわ」 「まぁまぁ気にしないでいこう」 いつもながら強引なキリヤマに アンヌ隊員は、あきれているだろう。 |
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カラマツが美しい笹の原を進む。 そういえば、最近クマ目撃情報が多い。 ここで、アンヌ隊員とクマの話になる。 「この付近はクマがいるらしいね」 「いやだわ、そんなこと言われると、怖くなるわ」 |
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わたしには、度胸も体力も不足している(小遣いも不足している)。 できることは、物音をたてて、クマを近づけないことだけだ。 もちろんここは、我が隊のテーマソングで、クマを撃退する。 (久しぶりに、テーマソングを聞きたくなった人は、こちらをどうぞ) |
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笹原を抜けると、落ち葉のルートになる。 |
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横切るように、溝がある。 おそらく、人為的に作られた溝だろう。 この溝を丹沢の七不思議という人もいる。(わたしだ!) |
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前回ここを歩いたときより、落ち葉が多く、 道がはっきりしない。
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崩壊地を通過して、軽くひと登りすると、 |
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榛ノ木丸の山頂に到着する。 |
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榛の木丸のピークは、とても広い。 下山のルートが、わかりにくい。 |
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下りは、原小屋沢の左岸尾根だ。 ペイントされた木があるので、それを頼りに 尾根への入口を見つける。 |
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山頂の直下は、けっこう急勾配だ。 この辺りは、まだ道がはっきりしており 尾根を見失うことはない。 |
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しかし、やがて尾根が広くなると、 進むべき方向を間違えそうになる。 前回ここに来たときより、落ち葉がたくさんあり、 道が隠れているのかも知れない。 |
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周囲をよく見るが、どこに進めばいいのか 自信がなくなってくる。 |
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「ワー、困った、どうしよう」 「ねぇ、あっちに黄色の印があるわ」 |
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うむ。これだ。 |
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さらに先には、赤いペイント。 よし、これで安心だ。 すぐ隣に支尾根があり、迷いそうだった。 |
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しばらく下ると、シカ柵を越える。 |
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その先は、シカ柵沿いに進む。 |
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植林の中にカラマツが生えているところを通過する。 アンヌ隊員は、カラマツが大好きなので、ここでしばらく休む。 |
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その先は、植林地帯のなかの管理道を どんどん下っていく。そして伝道沢に出合う。 |
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林道に到着。 あとは林道歩きだ。 |
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こうして、マイナー探検1号に到着。 すばらしい探検に感謝だ。 |
白馬尾根は、すばらしい。季節を変えてまた行きたい。
今度は下って見ようと思うが、道迷いしないで下れるだろうか。
まぁアンヌ隊員が道を見つけてくれるだろう(と願っている)。