東野 〜 袖平山 〜 黍殻山避難所 〜 東野 | ||
2009年11月7日(土)、天気:晴れ 行動時間 7:30〜14:40( 7h 10min) 探検メンバー : キリヤマ隊長、アンヌ隊員
「山と高原地図」を見ると、袖平山北尾根には細い破線で記載されたルートがある。 少し長めの距離、適度な標高差、カラマツの林。すべてにおいて、とても魅力的だ。 その魅力に惹きつけられたあまたの探検家がこの北尾根に挑んでいる。WEBでも その情報は散見できる。しかし、その全貌はいまだ明らかにされていない。 いずれ、わたしが挑戦したい。いや挑戦せねばならぬ。これはマイナールート探検隊 の使命だ。(隊長のわたしがそう思っているので間違いない) こうして我が隊は、ついに袖平山北尾根を探検。この尾根の全貌が明らかに。 さらに、黍殻山、避難所の取材も試みる。行くぞ、マイナールート探検隊。
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登山道の入口を探せ |
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今日のコースは登山道までのアプローチが 分かりにくいので、県道413号、道志の道から取材する。 山中湖に向かって県道を進み、青根小学校の入口を左折。 (07:29) |
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加藤商店、いのうえ商店の角を左折。 細い道に入っていく。 |
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分岐を左折。 |
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次の分岐は、右折。 |
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しばらく進むと、 |
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ゲートを越え、 |
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やがて、Y路地が見えてくる。 左が八丁坂、右が本日の探検、袖平山の北尾根だ。 (07:35) |
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道路の左脇には道しるべがある。 この茶色の道しるべは、ボランティアの方が設置したものらしい。 |
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Y路地を左に少し進んだところに マイナー探検1号を駐車する。 |
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先ほどのY路地を右方向に進む。(07:56) ここからしばらく林道歩きだ。 4WDの乗用車なら通行できるかもしれないが、 マイナー探検1号は、林道走行に向いていない。 ※マイナー探検1号は高級なので(隊長と同じ)軟弱だ(隊長と同じ)
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橋を越える。 |
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歩きはじめて約10分、分岐に到着。(08:04) 右が神ノ川方面、左が袖平山だ。 ここは少し広くなっており、 道しるべその2がある。
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神ノ川方面には、探検家の大好きな看板がある。
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先に探検家が歩いているので、距離をあけることにする。 アンヌ隊員は、わずかな時間も惜しまず補給をとる。 |
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少し進むと、分岐がある。 右はエビラ沢方向、左に進む。(08:08) ここには、道しるべその3がある。
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植林地帯を進んでいく。 馬車道のような |
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車を止めたところから約20分、 林道終点に到着。少し広いところだ。 屈強な自動車ならここまで入ってきても、 Uターンができそうだ。 (08:17)
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ここから登山道が始まる。 道しるべその4もある。
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尾根までの道が見つからない |
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ここであらためて地図を確認する。 今日の地図は、「山と高原地図」ではなく、 国土地理院の1万分の1地図だ。 こちらのほうが、だんぜん地形が把握できる。 |
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登山道を進むとすぐに分岐がある。 左にテーピングがあるので、左に進む。
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なんだか、道は不明瞭だ。 本当にここでいいのかな。
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周囲にはテーピングのほかにペンキマークもある。 たぶんここを進むので正解のはずだが… |
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やがて、倒木が散乱する荒れた地帯に出る。 この道で正しいのか。これはあやしい。 |
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むむ、やはり先ほどの分岐を右か。 戻ってみよう。 戻り始めるとイヌ連れの探検家とすれ違う。地元の人か。 マイナールートなのに、人がけっこういるなぁ。 よし、思い切って道を尋ねてみよう。 |
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「こんにちは、道が荒れてますね。袖平山はこの道でいいのですか」 と、尋ねると、 「わたしもわかりません」 と、なぜかそっけない…。 むむ、警戒されているのか。 (やはりわたしの人相が悪いからか) |
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まぁ、イヌに吠えられなくて良かった。 (わたしはよくイヌに吠えられるキャラなのだ) 先ほどの分岐まで戻ってくる。 今度は、右に進む。 |
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こっちも道は不明瞭だ。 それでも、さっきよりは道がある(ような気がする)。 |
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無理やりこっちが正解だと思うことにする。 よし、行くぞ。 |
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左方向に稜線が見える。 あの稜線が袖平山の北尾根だろうか。 地図を見ても、よくわからない。 |
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しばらく進むと、また道が荒れ放題だ。 完全に道がふさがっている。 |
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うーん、どうも今日は調子がでない。 とにかく高いところに向かっていけば 尾根に出るのだが、それではマイナールートの探検にならない。 なんとしても尾根に出るまでの道を見つけたい。 |
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ここで、アンヌ隊員が管理道を見つける。 でかしたぞ、アンヌ隊員。 涸れ沢を挟んで右側に、 丸太で縁取られた道がある。
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おお、丸太の階段。 これは立派な管理道だ。 |
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管理道の証明、黄色の杭もある。 この管理道はどこから続いてきているのだろう。 |
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道をたどって下ってみると、 先ほどの広場につながっている。 そうか、ここから管理道を行けばよかったのか。 |
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広場から管理道に入り込まないようにするため、 探検家の「エサ」が設置されている。 どうやらこの道は、本線の登山道ではなさそうだ。 |
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管理道に入り込んだ地点まで戻ってくる。 涸れ沢には丸太橋も設置されている。
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管理道は先ほど見えた稜線に向かって進んでいる。 |
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ジグザグ道を登っていくと、分岐に到着する。 このまままっすぐに進めば、稜線に向かうはずだ。 |
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地形がよくわからず、現在地が不明だ。 今見えている稜線は袖平山の北尾根だろうか。 うーん、こういうときはGPSがほしいなぁ。 |
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と、その時だ。風鈴のような鈴の音が聞こえる。 稜線を見ると人影が見える。2人の探検家だ。 やはり、あの稜線が袖平山の北尾根だ。 よし、あそこに向かおう。 |
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ところが、アンヌ隊員、 「こんなにたくさん人がいるなんて、つまんない」 「ぜんぜんマイナールートじゃないわ」 と言い、さらに、 「もう帰りたい」「コンビニのおでんが食べたい」 などと言い始める。 |
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仕方がない。管理道を調査してみよう。 分岐を右折して、 管理道を谷間のほうに進んでいくと、 |
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なかなかしっかりした管理道だ。 丸太橋もある。 |
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周囲には間引きされた木々がたくさん置いてある。 林業のプロフェッショナルな仕事、といった感じだ。 しかし、道は谷間を越えてまったく違う方向に進んでいる。 |
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このまま行っても、袖平山には向かいそうにもない。 この管理道の探検はいずれの機会にしたい。 今日の目的は袖平山の北尾根だ。 そこでもう一度アンヌ隊員に、稜線に出よう、と促す。
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すると、アンヌ隊員、 「人がたくさんいる尾根はつまらないわ」 「それじゃ、尾根でおにぎりを食べよう」 「それなら、いいわ」 「…」 |
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なんだ、意外に簡単に説得できた。 そして、元の分岐まで戻ってくる。 |
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すぐに、尾根に到着、振り返って 今来た道を撮影。 ここにも探検家の「エサ」がある。 (09:19) |
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管理道は尾根を越えて 反対側の斜面に向かっている。 ここは十字路の中心だ。 |
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尾根に立ち、下を見る。 うっすら踏み跡がある。 おそらく先ほどのイヌ連れの人は ここを登ってきたのだろう。 |
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上を見ると、やはり踏み跡がある。 間違いない。 ここは袖平山の北尾根にある登山道だ。
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おにぎりタイムで、アンヌ隊員のご機嫌をとる。 アンヌ隊員がおにぎりに夢中になっている間、 わたしは、地図で現在位置を確認する。 |
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袖平山北尾根を進め |
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おおよその位置は確認できた。 よし行くぞ。
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植林地帯の尾根を登っていくと しばらくは、なだらかな感じの尾根が続く。 |
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やがて道が急な坂になると、 |
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植林地帯が終わり、原生林の中をゆく。 先行する人が少なくとも4人いるはずだが、 前方にそれらしき人はいない。 |
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初冬の晴れ日には気持ちのいい尾根だ。 少し汗をかくが、頬にあたる風が冷たく とても気持ちがいい。 |
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アンヌ隊員も笑顔だ。 |
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小さなピーク944mに近付くと、 最後の急坂を登る。 |
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登山道入口から約1時間40分。 944m地点に到着。(09:56) 道しるべその5だ。
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おお、なんとここにも、探検家のエサがある。 ピークから植林地帯に向かっている道だ。 エサの形状が同じなので、先ほど途中まで歩いた管理道に つながっていると思われる。 |
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平らなピークを踏み跡に沿って進むと、 道しるべその6がある。
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この付近から黒松が多くなってくる。 |
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松の樹形を楽しみながら ゆっくりと歩を進める。 |
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この尾根、唯一の丸太階段だ。 そばには、丸太が束ねてある。 階段のあまりかな。(放置したのかな) |
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うん、ここは本州だ。 (北海道でも、四国でも、九州でもない) |
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なかなか、面白い尾根だ。 探検家冥利に尽きる。 |
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次のピーク、1139mは、 周囲が開けて明るいところだ。(10:28) ここで休憩。 |
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大室山の稜線が、広げた翼のように美しい。 |
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アンヌ隊員は、せっせと食べる。 |
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左手には、黍殻山が見える。 切れのいい稜線だ。 |
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このルートはテーピングがたくさんある。 |
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このように広い尾根になっても、登りは安心だ。 しかし、下りはたとえテーピングがあっても 我が隊の実力では、道迷いは避けられないだろう。 |
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さらに登っていくと、 黒松のほかに赤松も見え始める。 |
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松と対話をするキリヤマ。 言葉は無くても、気持ちは通じ合える。 (そのようになりたい) |
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緑の濃い下草が生えているところだ。 |
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とてもラブリーな実をつけている。 |
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袖平山の山頂に近づくと、カラマツが見え始める。 見上げると、青空を背景にカラマツの紅葉が美しい。 |
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やがて、道しるべその7を通過すると、 |
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熊笹が生えているところに出る。 |
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そして、登山道入口から約3時間、山頂に到着。(11:23) 山頂では、先ほどのイヌ連れの人が休んでおり、目が合ってしまう。 黙っているのもヘンなので、話しかけてみる。 「あの道で正しかったようですね」 「…」 (やはり、警戒されているようだ) |
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頂上にはエビラ沢を示す道しるべもある。 本日の道しるべ1〜7と、同じ活動家によるものだろう。 |
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イヌに吠えられる前に退散する。 山頂から少し下ったところに、 北丹沢の登山道、東海自然歩道がある。 |
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蛭ヶ岳から檜洞丸の稜線が一望できるポイントだ。 | ||||
ここで、昼食にしようと思ったのだが、 先に休んでいた探険家と、帽子が同じことに 気がつく。お互いなんとなぁく気まずい。 |
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カラマツの美しい道をゆく |
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姫次まで進んで、昼食にする。 この道は、さまざまな樹形の木々が多く、とても美しい。 さすがは東海自然道だ。 |
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カラマツと赤松が美しい尾根を進むと、
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姫次に到着。 ここはたくさんベンチがある。 |
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昼食をとって、さらに東海自然道を進んでいく。(12:13) |
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カラマツの紅葉が金色に輝いている。 |
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丹沢のほかの道では、見ることができない カラマツの繊細な葉を眺めながらゆっくりと歩く。 |
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登山道を少しそれたところに、林業のモノレールが設置されている。 一度は運行しているところを見たいのだが、 今日もモノレールは動いていないようだ。 |
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例によって、古典的方法で運行状況を確認。 うむ、やはり動いていない。残念だ。 |
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さらに下っていくと、 |
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青根方向への分岐に到着。(12:36) この付近が八丁坂ノ頭らしい。 |
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青根方向へ道が続いている。 今日はこちらには進まない。 |
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斜面にカラマツがたくさんある脇を進んでいく。 |
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避難小屋を調査せよ |
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青根方向への次の分岐に到着。(12:51) ここから今日は下山するが、その前に、 近くにある避難所を調査する。 |
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黍殻山のほうへ少し下ると、 |
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登山道から入ったところに避難小屋がある。 |
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避難小屋の立つ広場には、ベンチが8つほどある。 ひとつのベンチを6人で使うとしたら、48人まで対応可能だ。 こんなにたくさんのベンチが、必要なのだろうか。 (地元の青根小学校のハイキング仕様と想像) |
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すこし古いタイプの避難小屋だ。 |
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入口に近づくと、引き戸がある。 |
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あれ?? 左には、「押す、手をはさまない様に!」とある。 押し戸なのかな。 |
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こういうことかな。 立て付けが悪くて開かなくなったのか。 |
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なんだ、普通に開くぞ。 |
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室内は、おどろくほどきれいだ。 |
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とても質感のあるストーブがある。 映画「エイリアン」のデザインをした H・R・ギーガーの作風だ。 |
EL&P「恐怖の頭脳改革」 (H・R・ギーガーの作品) |
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こんなところで一級の芸術作品に出会えるとは、 すごいぞ黍殻山。 |
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布団があるが、こちらは長いこと干していないようなので、 使用するにはちょっと無理がある。 |
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フローリングクリーナー、ろうそく、 それにティッシュがある。 |
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さらにサンダル、ハンガー。 ホテルのように整っている。 |
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リビングのほか、子供部屋もある。 |
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ここに来る人はみんな、きれいに使っているようだ。 (Good Job!) |
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さて、分岐まで戻って来た。 ここから下山だ。(13:13) |
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道は明瞭なので迷うことも無い。 |
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紅葉を楽しみながら のんびり下っていく。 |
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ベンチを過ぎると、 |
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沢に出合う。 ここで沢をわたるように促すテーピングがあるが、 ここではまだわたらない。 |
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沢にそって、しばらく下っていく。 |
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やがて沢を渡る。 沢をわたるポイントには、道しるべがある。 |
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沢の反対側には、教訓作家の作品がある。 右から左にかけて、段を下げて文章を配置するなど、 表現にこだわりを感じる作品だ。
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しばらく下ると、林道に出合い、 モノレールの駅がある。 |
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林道を横切って階段を下りると、沢沿いに 登山道が進んでいる。林道を歩いてもよさそうだ。 |
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しばらく下ると、先ほどの林道と合流する。(14:14) 稜線の分岐から約1時間だった。 |
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合流地点には駐車場がある。 ここまで車で入れば、蛭ヶ岳まで最短で登れそうだ。 |
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ここからはずっと林道歩きになる。 | ||||
途中に登山届けのポストがある。 ここは、八丁坂ノ頭までの登山道入口だ。 |
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林道をさらに下ると、民家がある。 窓ガラスなどがしっかりしており、 最近まで住んでいた気配がある。 ここで生活していたのか。それとも別荘なのか。 |
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こうして、マイナー探検一号に到着。(14:42) |
・袖平山の北尾根は、稜線までの道がはっきりしない。
逆コースの場合、かなり迷いやすいのではないだろうか。
しかし、探検記で紹介した管理道を使えば、稜線から林道まで迷わずいける。
・マイナールートにもかかわらず、この日は4人+我が隊の合計6人が同じ尾根にいたことになる。
この尾根は人気があるのだろう。「山と高原地図」2009年版には記載されていないこのルート。
こんなに人気があるとは、ちょっと意外だ。それともただの偶然だったのだろうか。