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檜洞丸へ、夏期に最適なルートを探検せよ

西丹沢自然教室 〜 板小屋沢ノ頭 〜 ヤブ沢ノ頭 〜 石棚山 〜 テシロノ頭 〜 檜洞丸

2009年7月19日(日)、天気:曇り、晴れ

行動時間 7:30〜12:30( 5h 00min )

探検メンバー : キリヤマ隊長、アンヌ隊員

 

本日は、石棚山稜を経て、檜洞丸に至るコースを

探検する。このコースは稜線を吹き抜ける風が

とても心地よく、まさに夏向けのコースといえる。

さぁ今日も勇気をもって進むぞ。

板小屋沢ノ頭まで

西丹沢自然教室の近くに

マイナー探検1号を止める。

丹沢湖方面に県道をてくてく歩いて

およそ10分ほどで、箒沢公園バス停に着く。

箒沢を渡って、キャンプ場内を進む。

道しるべにしたがって

小さな橋を渡ると、

登山道入口だ。

さぁいくぞ、今日も楽しい探検だ。(07:46)

少し進むと、そこは植林地帯だ。

隙間なく植えられているスギを見ていると

なんだか息苦しさを感じる。

こんなに密集していても大丈夫だなんて

スギは本当に強い植物だ。

突然、開けた川原に出る。
沢の反対岸にわたる。

鉄のハシゴを登って、

堰堤を越える。

堰堤の上には道しるべがあり、

しばらく道なりに進むと、

尾根に向かうように道が進んでいる。

植林地帯を抜けて

自然の樹木が多くなってくる。

登山道は尾根と沢の間を進んでいく。

途中、2個所のハシゴを越える。

木の葉が日光を受けて

さまざまな色に輝いている。

大きな岩のあるところを越える。

この先、稜線に立つまで

いくつもの岩場を越えていく。

衣服の調整で立ち止まると、

アンヌ隊員、さっそく補給。

今日もアンヌ隊員は、おにぎりを食べるために山に来たのだ。

道しるべにしたがって左折する。

道は、また尾根に向かって進んでいく。

明るい方向に向かっていくのは、なんだか楽しい。

いったん尾根道になると、
すぐにこのコース最初のクサリ場を登る。

さらにジグザグの坂を登っていき、

2つめのクサリ場を越える。

道は明瞭だ。わたしでも道迷いするようなところではない。
3つめのクサリ場を過ぎる。

やれやれ、けっこう登るな。

本日のコースの標高差は約1000mだ。

まだまだ、たくさん登る。

さらに急な坂が続く。
少しヤブっぽいところを過ぎると、

板小屋沢ノ頭に到着。(09:31)

 

板小屋沢ノ頭は、ここから登山道を離れて

少し登ったところが頂上だ。

ここには何度か来たが、一度も頂上には行ったことがない。

さぁアンヌ隊員、今日は頂上に行くぞ。

 (やっぱり食べてる…)

道は無いので、フリージグザグで登っていく。

登山道から3、4分で板小屋沢ノ頭、山頂に到着。

特に何もないピークだ。

 (せっかく来たので記念撮影)

登山道に戻って、先に進む。
ヤブ沢ノ頭へ進む
明瞭な道を進んでいく。
小さな峠を越えると、
きつい坂になる。

急な坂を登ると、いったん道は平坦になり、

小さなピークに出る。ここがヤブ沢ノ頭か。

違った。

さらに登る。

まだまだ、登る。

標高が上がってくると、樹木の感じが変わってくる。

尾根を雲がかすめると、幻想的な風景になる。

やれやれ、また平坦な道になった。

小さな峠を越えて、

もう一度、登り返すと

ヤブ沢ノ頭の山頂に到着。(10:42)

ヤブ沢ノ頭は、道しるべがあるだけの、

何もない山頂だ。

夏の石棚山稜を楽しむ

さぁ、ここからが本日の目的、石棚山稜だ。

この辺まで登ってくると、

汗をかいた体が気持ちよく感じられる。

夏ならではの味わいだ。

 

西丹沢県民の森への登山道を分けて

木道を登っていく。

セミの声が風の中に溶け込んでいくようだ。

そして、その風が体の中を走り抜けていくと

とても清らかな気持ちになれる。

石棚山稜の魅力は、緑の力強さと涼しい風だ。

風に吹かれて、わずかに揺れる葉の一枚一枚が、

それぞれに生きていることを感じる。

道しるべに石棚山と書いてあるが、

この付近は、なだらかなところなので、

どこが山頂なのかよくわからない。

ブナの木がだんだん多くなってくる。

巨木もたくさんある。

植生保護のため木道やロープが張ってある。

ロープは道迷いの防止にもなっているらしい。

カツラの巨木だ。

風格あるこの木は、まさに石棚山のシンボルツリーだ。

そろそろお昼ごはんにしましょうと、アンヌ隊員。

しかし、まだ少し早いのでは。

今日の予定では檜洞丸で食べようと思っているのだが、

アンヌ隊員いわく、

今朝、出発前に見たテレビの天気予報では、

午後から雨が降るらしい。

山では天気が早く崩れるので、早めに昼食を

取ったほうがいいよ、と強く言う。

そういえばなんとなく暗くなってきた気がする。

雨が降ってきたら食べにくくなってしまうなぁ。

ちょうどベンチがあるので、雨が降る前に昼食にする。

昼食を食べ終わってしばらく進むと、

あれ、なんだか明るくなってきた。

アンヌ隊員は、本当に天気予報を見たのかなぁ。

(やっぱり早くお昼を食べたかっただけか)

そして檜洞丸へ

テシロノ頭の道しるべを通過。(11:53)

テシロノ頭も道しるべがあるだけで、

展望もないし、ベンチも無い。

ロープにしたがってさらに進むと、

ユーシンロッジ方面の分岐を過ぎる。

木道を越えると、

崩壊地を通過する。

ここからは西丹沢の山々が良く見えるのに、

曇っている今日は何も見えない。

残念だ。

ここから見える大室山(2007年7月)

南アルプスも見える。

登山道はやがて、つつじ新道と合流する。

檜洞丸の山頂は、もうすぐだ。

植生保護の木道を過ぎると、

霧が出てきた。檜洞丸はいつも霧がかっている。

何度も檜洞丸には登ったが、晴れているときのほうが少ない。

本日のゴール、檜洞丸山頂に到着。(12:32)

霧の山頂を後に、ツツジ新道を下って

西丹沢自然教室に戻った。

感想

・石棚山稜は風が心地よいので、夏向けのコースだ。

 東丹沢と違って丹沢侵略を企てる蛭ヒール星人もいない。安心して探検できる。

・ツツジ新道にいかにも毒キノコっぽいキノコを見つけた。

 webで調べると、これはタマゴタケというキノコで、なんと食べられる。

 マヨネーズをかけて生で食べるとおいしいらしい。

 しかし、このあまりに毒々しい色。無理して食べることもないか。

・檜洞丸からの下り、ひざが痛み始めた。しかし、奇跡が起こった。詳しくはブログを見てほしい。

 → キリヤマブログ:ひざの痛みを治す方法

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