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矢駄尾根で精神鍛練せよ(2)

 

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霧が視界を閉ざす。

霧の中というより、雲の中といった方がいいかもしれない。

 

この道は登りに使ったことはあるが、今日のように下りに使うのは初めて。

霧の中、激坂が連続するこの道を下るのは大変だ。

晴れていればこのように↓大室山が見えるはずなのだが

(08年6月14日撮影)

 

鉄階段は雨に濡れて滑りやすくなっている。

とてもデンジャラスだ。

慎重に下る。

 

大笄を下るクサリ場。

岩の上で足が滑ると、思わずぎくっとする。

 

キノコが豊作だ。この木に30個ほどなっている。

貝殻のような形をしている。

 

次のクサリ場はキリヤマが先行で降りる。

振り返ってアンヌ隊員を撮影。

一見、何のこともないクサリ場だが、

今日はとてもスリッピーで危ない。

 

絵の具で塗ったような、見事な紅葉だ。

 
 

慎重に、ゆーくりと降りる。

 

けっこう高いなぁ。スリップ注意!

 

 

道は明瞭なので、迷うことはないが

笹ヤブを何度か通過する。しずくが体を濡らす。

 
 

木の階段は濡れると、とても滑る。

その点、土嚢は滑らないので安心だ。

 

やっと犬越路の小屋が見えてくる。

熊笹の峰からここまで2時間以上かかった。

 

西丹沢自然教室の方を望む。

霧でほとんど何も見えないが、

わずかに見える光景は見慣れた風景なので、

なんとなくホットとする。

 

犬越路に到着。(12:32)

ここで、昼食。

 

さて、犬越路、神の川ヒュッテの登山道を進む。(13:11)

ここから先は2007年の台風で登山道が崩壊したらしく、

今年の夏までは通行止めだったが、どうやら解禁らしい。

崩壊の爪痕が残るデンジャラスな登山道を探検する。

行くぞ、マイナールート探検隊!

 

先ほどと違って、滑りやすい岩はない。

安心して歩ける。

 

崩壊したところを通過。

本当にひどく崩れている。

 

崩壊箇所の先に登山道が続く。

 

さらにどんどん下っていく。

 

ここも崩壊箇所だろうか、木の橋がかかっている。

 

この登山道にはデンジャー・インフォメーションが何度も登場する。

いまでも崩れ続けているのだろう。

 

崩壊した個所は登山道が途切れているが、

すぐ後に登山道が見えているので、迷わないで進める。

 

とてもおおきなコンクリートの塊だ。かなり古い。

これは2007年の台風以前に崩れたものと思われる。

 

このような土砂崩れを食い止めるための壁が

崩壊したのだろう。

 

しばらく下ると、また崩壊箇所だ。

 

おおケルンだ。ありがたい。

 

隣にもケルンが。

 

またしてもケルン。

 

 

ケルンが流行しているようなので、キリヤマも作る。

 

ここは道しるべのケルンがなくても問題ないとは思うが・・・。

 

やがて、神の川ヒュッテが見えてくる。

 

マイナー探検1号に到着。(14:35)

 

感想:

北丹沢の地形感覚を身につけるつもりだったが、霧が深く周囲がまったく見えなかった。

こんな日は山ですれ違う人も少なく、静かな山歩きだった。

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