みんなで仲良く道迷い。シキリ尾根・菰釣沢だ

2016年5月3日(火)

西沢林道 〜 菰釣山 〜 シキリ尾根 〜 菰釣沢 〜 菰釣山 〜 西沢林道 

 

丹沢探検界の重鎮、

shiroさん、AYさんと共に

西丹沢、シキリ尾根に行くことに

なった。そして探検の間でも

あまり知られていない、菰釣沢

を登る。

 

 

ヤマレコに、GPS軌跡をアップしました

 

西沢林道の終点まで

shiroさんの車で入る。

 

ここから菰釣山を目指して

西沢林道を登っていく。

西沢林道を少し登ったところから、

西沢に入渓する。

 

shiroさんの話では、この沢を詰めれば

菰釣山まですぐに到着できるという。

よし。それなら沢を登って行こう!

コケの緑がとても深い沢床だ。

水の流れは少なく、滝らしい滝はない。

新緑の生命力を感じながら

登っていく。

巨木と触れ合い、

見上げればそこは新緑の空。

そして、尾根の直下、沢をツメていく。

このツメは少し体力が必要だ。

shiroさんの言う通り、

確かにすぐに到着できるけど・・。

アンヌ隊員とAYさんは、沢をまっすぐ

ツメないで、支尾根に向う。ここは

斜面がザレて簡単に登れない。

ようやく稜線にでる。

ここは甲相国境尾根。

菰釣山へ向かう。

標高が高くなってきたので

新緑の緑もグッと少ない。

菰釣山の山頂に到着。

ここでもちろん、おにぎりタイム。

 

AYさんのフルーツをいただく。

アンヌ隊員は、手にリンゴを持っているのに

次のサクランボを狙っている。

 

なんて恥ずかしいことだ。

品位ある立ち居振舞いというものを

教えなければならないな、

と思いながら私は、サクランボを5つ口に入れた。


菰釣山を少し東に下ったところから

シキリ尾根の入り口がある。

さぁここからが本日の探検だ。

行くぞマイナールート探検隊!

(撮影協力:shiroさん、AYさん)

下り始めるとすぐに踏み跡がある。

かつて仕事道があったのだろう。

西丹沢の魅力のひとつ、

ブナの巨木が多い尾根だ。

そして、倒木も巨木。

広い尾根道を、ゆったりと歩いていく。

甲相国境尾根と同じすばらしい自然が

広がっている。

コケに覆われた倒木が眠っている。

きっと何十年もここに横たわっているのだろう。

シキリ尾根で唯一のやせ尾根を通過する。

標高が下がってくると、

新緑が濃くなってくる。

ここで、下るべき尾根を間違えてしまう。

しばらく下ってから気が付き、登り返す。

 

4人全員が地図とコンパスを見ていても

間違えた。さらにアンヌ隊員はGPSも

見ていた。

道迷いの達人キリヤマがいたから、

shiroさんAYさんも間違えたのだろう。

ベテラン2人を道迷いさせるとは

私の実力がアップしたに違いない。

(違うかもしれない)

さらに標高が低くなってくると、

植林地帯が見える。

ここは人里離れた山奥。

なぜ植林が必要なのか。

不思議だ。

林道に下りたいのだが、危なくない

なだらかな斜面から降りたい。

 

しばらく探していると、

いいポイントが見つかる。

林道に下り始めると、斜面に

何かあるようだ。

斜面に穴が開いている。

かつての坑道だろうか。

穴は奥までしっかり残っている。

そんなに古くなさそうだ。

林道へは簡単に着陸できた。

このまま林道を沢沿いに進んで

菰釣沢の入渓ポイントに向かう。

沢を越える橋(忍橋)から

菰釣沢へ入渓する。

沢に入るとすぐに

コケの美しい倒木がある。

先ほど下ってきたシキリ尾根と同様、

倒木のサイズがとても大きい。

サラサラと流れる沢床を眺めながら

歩いていく。

小さな滝を2つ越える。

簡単に越えられる滝だ。

続いて、真ん中に倒木のある滝。

さらに小さな滝を2つ越える。

そして、一直線に落ちている

少し大きめの滝。

これは直登りできない。

少し下流から、大きく巻く。

おお、これはきれいな泉だ。

こんな山奥に人知れずある美しい泉。

いつまでもこの姿を保ってほしい。

ここ菰釣沢は、登攀目的ではなく

沢歩きに向いている沢だろう。

そして、小さな滝をたくさん越える。

そんなに高くない滝だ。

ロープを出すこともなく

淡々と登っていく。

夏ならシャワークライミングが

楽しめそうな滝だ。

菰釣沢の滝は全部で16だった。

(カウント方法はキリヤマ式)

沢が涸れてからも

小さな滝が続く。

沢をツメて尾根に出ようとしたが、

最後の滝で詰まってしまい

支尾根に上がる。

そして、少しのヤブこぎで

シキリ尾根にでる。

シキリ尾根をしばらく登ると

よっしゃー!

甲相国境尾根に出たぞ。

菰釣山で休憩して、

あとは登山道をどんどん下る。

最後に少しだけ林道を歩いて、

今日の探検はこれで終わり。

 

充実した一日をありがとう!

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