なぜ深田堰堤は深遠なのか、その謎に迫る

2015年5月30日(土)

中川温泉 〜 湯ノ沢

 

丹沢には名物堰堤がいくつかある。

深田堰堤は、その一つだ。

丹沢探検家として、これは一度見てみたい。

行くぞ、マイナー探検隊!

 

ヤマレコに、GPS軌跡をアップしました

 

 

中川温泉の近くにある堰堤の広場に

マイナー探検1号を駐車する。

堰堤の左側にある道にしたがって

進むと、広い河原に出る。

最初の堰堤が見えてくる。

これは、右側から越える。

小さな滝を越えると、

ありゃ?

また堰堤だ。今度は2段。

 

巻道があるようだが、

ここはあえて登ってみる。

まずは、アンヌ隊員から。

砂がかぶって登りにくい。

 

続いて、もうひとつの堰堤を巻く。

これは、ちょっと危ないな。

仕方がないので

ロープを出す。

堰堤を越えるのにロープを出す

ことになるとは思わなかった。

やはりここは、巻道を使った

方がよかった。

この後は、しばらくゴーロ歩き。

この辺りで、アンヌ隊員が

つまらないといい始める。

 

仕方がないので、

なだめることにする。

(おにぎりタイム)

ようやく沢登りらしくなってくる。

もう一つ滝がある。

そして、本日の目的、

深田堰堤が見えてくる。

コンクリート造りの堰堤とは

違って、石積みの堰堤は

岩と一体感があり

とても深遠な感じがする。

 

これは登れそうだな。

左側から登れるかな?

 

調査のために登ると、

残置のハーケンが一つだけある。

 

うーん、ちょっと心細いな。

登攀はあきらめて、

巻道で越えることにする。

深田堰堤の刻印がある。

昭和6年建立だ。

 

建立当時は、近代的な重機も

なかったので、すべて人力で

造った堰堤だろう。

人々の力に深遠を感じつつ、

さらに進む。

 

堰堤の上は、ゴーロ歩きだ。

二股を右に進む。

この辺りは、ナメ滝がきれいだ。

こうして七ノ沢の大滝に到着。

 

水が静かに流れており、

とても山奥にいることを

実感できる。

 

ここは、岩壁に囲まれているので、

先には進めない。

下山は、湯ノ沢を下降する。

特に難しいところもなく、

簡単に下降できる。

深田堰堤は懸垂下降で。

 

立ち木がうまい具合にあるので、

安全に下降できる。

せっかく支点があるので、

登ってみることにする。

 

まずは、アンヌ隊員から。

こうしてマイナー探検1号に

戻ってくる。

 

短いが楽しい沢だった。

 

あとがき

■深田堰堤の登攀について

 左側の岩壁から登るルート。水流沿いが登りやすいが

 下部は左のバンドから入ることも可能。

 上部がハング気味で、さらに岩がぬめっており、

 ロープ確保なしの場合は、覚悟したほうがいいだろう。

 (ガイドでは、高さ18メートルとある)

 ハーケンは2か所あるが、一つは意図的に曲げられており

 使用できない。

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