ちょっとまて!いい尾根があるじゃないか。焼山沢右岸尾根

2014年11月23日(日)

水沢橋ゲート 〜 焼山沢右岸尾根(p599、p624、p721) 〜 p745 〜 倉沢の経路

 

柏原ノ頭を探検してから、この周囲の山域は我が隊にとって

身近な山域になった。地図をよく見ると、まだ登れる尾根が

たくさんある。よし、さらに探検を続けよう!

(国土地理院地図に加筆)

ヤマレコに、GPS軌跡をアップしました

 

                                                                                                                                             

水沢橋の駐車スペースに

マイナー探検1号を停める(07:40)

まずは、水沢沿いに林道を進む。

次に、倉沢、焼山沢への分岐をパスして、

左方向に進む。

20、30メートルほど歩いて、

小さな橋を越える。

橋を越えた先から、p599を目指す。

今日はヘルメットをかぶって

万全の安全対策だ。

行くぞマイナールート探検隊!

(08:00)

登り始めは、いつもの植林地帯。

踏み跡は特にない。

しばらく登ると、ヤブ。

今日はヘルメットを着用しているので

頭からヤブに突っ込む。

 

ここには、なぜか踏み跡がある。

けもの道かもしれない。

尾根に出るまでは、

少し急な斜面を登る。

p599の尾根に到着。

少しだけヤブがある。

紅葉もそろそろ終わり。

今年もきれいだったなぁ。

p599を通過。(08:40)

右側が植林地帯、左が原生林の森。

p624に向かって、尾根道をしばらく歩くと、

やがて林道に出る。(09:00)

林道は、p624の尾根を分断している。

分断された向こう側の尾根に登るため

林道を少し西(まっすぐ)に行く。

適当に登れそうなところから

がさごそと。

丹沢によくある、植林と原生林の

森が続いている。

 

この辺りでいつものように、

アンヌ隊員がお腹が減ったという。

p624に到着。(09:10)

 

アンヌ隊員の決め事に

最初のおにぎりタイムは、9:30以降

というのがある。現在、まだ09:10だ。

私が軽く後押しする。

「時間は気にしなくてもいいんじゃない?」

「そうだよね、臨機応変ね♪」

「うん…」

「食べたいときが、食べどきだね」

「……」

自分の都合のいい言い訳は

いくらでも出せるもんだ。

私も道迷いしたときの言い訳を

たくさん持っている。

 

南東には先週登った、柏原ノ頭が見える。

やがて南側の森が開けて、

明るい尾根になる。

シカ柵があり、南側(左側)に入れない。

p721に到着。(09:45)

この辺りは、シカ柵が倒れている。

落ち葉の上に寝っ転がる。

はぁ、気持ちがええのぉ。

丹沢を一人占めした気分だ。

ここで、先日ブログで発表した

「宮ケ瀬エコーソング」を大声で歌ってみる。

すると、やまびこがキッチリ2回返ってくる。

「♪おおー(おおー)(おおー)

「♪宮ケ瀬〜(宮ケ瀬〜)(宮ケ瀬〜)

やまびこは、2秒毎に返ってくる。

音速は1秒間に340mだから、

向こうの尾根まで700mくらい。

学研と科学だ!

「♪キリヤマ隊長〜(キリヤマ隊長〜)(キリヤマ隊長〜)

「♪すごいぞ〜(すごいぞ〜)(すごいぞ〜)

大声を出すと、気持ちがいい。

ひとしきり楽しんだところで、再出発。

しばらく進むとシカ柵に

行く手を阻まれるが、

扉があるので、大丈夫だ。

やがて、なだらかだった尾根が

だんだんと急な坂になってくる。

p721から15分ほどで、

最後の登りが近づいてくる。

急登の斜面を目の前に、

右には大きな岩が見える。

(10:20)

少し近くによってみる。

web情報によれば、

これは通称「幕岩」という岩場。

 

「幕岩」の面は、コンクリートの法面

のように平らで、自然の岩には見えない。

湯河原の幕岩でよく見かける、石切場の

跡地に似ている。

この大岩を左から大きく巻く。

岩の反対面、尾根の左側の

かなり急な斜面だ。

 

 

スリングを胸に装着する簡易ハーネス、

チェスト・ハーネスをつける。

 

大岩の反対面、尾根の左側を

のぞいてみる。

土の斜面とはいえ、滑落したら

ただ事では済まない。

登り始めの急斜面を撮影。

目の前に斜面が見えるので

撮影しても斜面が映るだけ。

 

目の前が斜面になるほどの

急斜面と想像してほしい。

立ち木がたくさんあるので、

ロープを出さなくても済みそうだ。

 

落石を起こすといけないので、

アンヌ隊員となるべく離れずに

登っていく。

ところが、途中にかなり危険なところがあり

ロープを出すべきだったと反省。

せっかくチェスト・ハーネスの準備を

していたのに…。

※本当に危険なところでは、

 撮影できてないよーん。

こうなることは、登り始める前に

事前に予測できたはず。登る前から

ロープを装着して登るべきだった。

 

そうすれば、少なくとも

アンヌ隊員をロープで確保できた。

 

こうして、大岩の上に到着。(10:30)

アンヌ隊員いわく

「下手な沢のツメよりよっぽど怖かった」

 

大岩の上には、ワイヤーが無造作に

放置されている。

岩の切り出しに使ったのだろうか。

木にワイヤーが絡んで食い込んでいる。

とても痛々しい。

ここから先は、なだらかな

鞍部になっている。

振り返って大岩のピークをバックに撮影。

こうしてみると、向こうに

大岩の切り立った斜面があるようには

見えない。

そして再び急な坂になる。

先ほどの大岩を巻いたとき

ほどではないが、こちらも

なかなか危険なところだ。

写真で見ると、どのくらいの斜面か

分かりづらいが、

アンヌ隊員の頭上が撮影できるほどの

急斜面と想像してほしい。

ここもロープを出すほどではないが、

もしこの斜面を下るなら、ロープで

懸垂下降したほうがいいだろう。

大岩から20分ほどで、

ようやく平らなところに出る。

ここから目標のベンチまですぐだ。

柏原ノ頭、登山道にある

ベンチに到着。(11:10)

(写真後ろの尾根から来た)

よし、まずはここまで達成だ!

 

ここで少し早い昼食。

アンヌ隊員、タッパー出す出す。

さぁ、下山は倉沢の仕事道だ。(11:30)

先週も通過した崩壊地を

逆コースで越える。

 

ザレザレの斜面をトラバース。

ここは、ドライバーを使って越える。

しばらくは、崩壊地だらけ。

水筒が落ちている。

ずいぶんと古いタイプのものだ。

 

この道が廃道になる前、

小学生が遠足で歩いたときの

ものだろうか。

崩壊地帯を越えてからは、

ゆったりとした登山道が

続いている。

大きな倒木を越える。

この道は、倒木が多い。

p745手前の鞍部で休憩。

続いて、登山道を離れて寄り道。

p745の山頂に向かう。(12:45)

山頂まで、はっきりした尾根だが、

踏み跡はない。

p745の山頂に到着。(12:55)

樹林帯に囲まれて展望はない。

 

山の名前を示す板が針金で木に

くくり付けられ、

針金が木に絡みついている。

国土地理院の地図を見ると、

p745の山頂には道志方面に向かう

マイナールートがあるらしい。

せっかくここまで来たので、

確認しよう。

山頂から北側に向かって伸びている

尾根を少し下ってみる。

 

しかし、踏み跡はなく

植林地帯の尾根が続いているだけだ。

もしかしたら、少し下れば道が出てくる

かもしれない。今日はこれ以上

下るのをやめよう。

 

こうして、p745の山頂から下り、

元の登山道に戻ってくる。

再び森の道を進み、

倒木のもたれかかったベンチに到着。(13:20)

ベンチから10分ほど登山道を下ると、

倉沢に向かう分岐に到着。(13:30)

 

倉沢沿いの経路をたどる。

登山道から離れ、林道に向かう。

ここには「水沢へ」と書かれた

看板がある。文字がかすれて

ほとんど読めない。

(水沢は倉沢の本流)

沢に向かう道なので、

道を外してしまうと大変だ。

ともすれば見失いそうな道だ。

じっくりと踏み跡を探す。

やがて沢床に到着する。

水が流れた様子はない。

道は、涸れ沢を何度も渡る。

沢を渡るたびに、道を見失いそうになる。

同じく倒木を越えるときに、

道を見失いそうになる。

なにやら昭和の香りのするものがある。

ディスプレイ用品だろうか。

デルモンテのロゴマークが書いてある。

なぜこんなものが?

この経路はとても荒れている。

倒木や枯れ枝が散乱して、

暗く湿っている。

アンヌ隊員いわく、バッチい沢。

 

やがて堰堤を越えると、

林道が見えてくる。

ここまでくれば、もう安心だ。(14:00)

こうして、駐車スペースまで

戻ってくる。(14:35)

 

今日も楽しい探検だった!

探検リストに戻る

このページのTOPへ