丹沢の極西、バラシマ沢。M-K隊と合同探検だ

2014年7月13日(日)

吉政 〜 切通沢・日蔭沢界尾根 〜 バラシマ沢 〜 高指山

 

今回は丹沢探検の友達、M-Kさんの企画するコラボ探検に応募。

久しぶりにM-K隊と合同探検になった。

参加隊員はM-Kさん、EAさん、shiroさん、そして我が隊、合計5名の探検隊だ。

探検記の写真は、M-KさんとEAさんの写真をいくつか拝借した。

私がイケメンに写っている写真があったら、

それは、彼らの撮影した写真と考えてほしい。

(私のカメラは、なぜか私の写真映りがよくないのだ)

 

 

今日はM-K号に初乗車。

M-Kさん宅から、東名自動車道を使って、

山中湖、吉政付近に到着。

(08:14)

東海自然歩道サブルートで

甲相国境尾根に向かう。

甲相国境尾根に到着。

切通峠に向かって尾根を進む。

丹沢の極西に位置する切通峠。

樹木の感じが、丹沢のそれとは少し違い、

別な山域にいるような気がする。

道しるべのポイントで左折。

踏み跡にそって

尾根をトラバースする。

ここは、日蔭沢とバラシマ沢の境にある尾根。

鉄塔の巡視路だ。もちろんマイナールート。

やがて、鉄塔の丘を越える。

こんな山奥に鉄塔を立て、電線を通すだなんて、

人間は本当にすごいことをする。

 

大自然の前では人の力なんて小さなものだ、

ということを人はよく口にするが、

人間の力もまた、すごいものだ。

先頭を行くEAさんに船頭を任せ

我が隊は後ろからノコノコとついていく。

尾根の先端に向かって下降する。

ここでM-Kさん

「休憩しましょう。アンヌさん、お腹減ったでしょう」

さすがはキング・オブ気配りのM-Kさん、

アンヌを気遣ってくださる。ところがアンヌは、

「大丈夫です。減っていません」

この答えにM-Kさんはかなり驚く。

まさか、アンヌさんがお腹減っていないなんて…。

 

しかし、M-Kさんがパンを食べ始めると、

結局、おにぎりタイム。

やっぱり食べるんじゃん。

尾根はやがて林道を横切る。

なぜかエレガントなアンヌ隊員。

 

林道で沢の装束になり

切通沢の出合まで下る。

 

こうして、切通沢に到着。

いつものポーズをアンヌ隊員と。

我が隊始まって以来の2ショットだ。

そして、もちろんM-Kさんと。

行くぞ、マイナールート探検隊!

(09:50)

切通沢を少し下ると、

本日のターゲット、バラシマ沢に出合う。

 

さっそく登り始める。

まずは、堰堤が出現。

ここは、右側から越える。

その上は、爽やかな流れ。

 

バラシマ沢は漢字なら原島かな。

土地や人名みたいだな。

原島市。原島町。アルアル!

原島慶太さん。イルイル!

桐島、部活やめるってよ!

バラシマ、部活入るってよ!

このネタにアンヌがツボって

しばらく笑いが止まらなくなる。

そして、小さな滝をいくつも越え

釜のほとりで休憩タイム。

なぜか私は、釜に飛び込みたくなる。

さっそく実行。

背が立たないほど深い釜だ。

キリヤマを撮影するアンヌ。

うん、やっぱりアホだ。

すると、私のアホ・ライバルM-Kさんが

いきなり壁にしがみつき、

トラバースを開始。

滝の上に立ち、会心のポーズ。

これまた、見事なアホっぷりだ。

やはり、タダ者ではない。

今日のところは引き分けか。

さらに、EAさんは、釜を泳いでわたる。

しかもゴーグルを装着して…。

上には上がいた!

 

EAさんは、この先の釜も

ゴーグルで越えていった。

そして、釜はすべて巻くというshiroさん。

2人ともM-Kさんの影響を激しく受けている方だ。

このパーティに、まっとうな者を求めてはいけない。

彼らと比べたら、私やアンヌ隊員ですら

まっとうに見える?

やがて、雨が降ってくる。

 

沢に入っていると、雨なんぞは

気にならないものだ。

しかし、下山が大丈夫なのか気になる。

探検隊のメンバーによる

頭脳会議が始まる。

 

そして、高指山の北尾根を目指すルートで

尾根に登ることに決定。

とてもいい沢なので、離れるのが惜しい。

だが、またきっと来る。

アイ・シャル・リターンだ。

堰堤を巻き林道に上がる。

先日歩いた、法行林道に似ている。

林道から二条の滝が見える。

次回は、この滝を登るぞ!

と激しく発奮する皆。

(でもこの滝、難しそうだな)

バラシマ沢にかかる橋に到着。

要所小屋沢の出合でもある。

(11:30)

ここで武装解除。

ハーネスを脱ぎ、登山靴に履き替える。

さぁ行くぞ。

♪登れ登れ、山登れ

それみんなで仲良くニッカニカ♪

Oh! すばらしい眺めだ。

そして、遠くを見つめる目。

やがて、鉄塔の巡視路に出る。

 

鉄塔のそばで、立木が揺れ、

熊らしき動物が逃げ出すところを

EAさんが目撃。

 

キリヤマの歌に恐れをなして逃げ出した!

ここで歌の効能をアピール。

EAさんは、皆の先導役で、

ルートファインディング。

 

shiroさんは、花の撮影に余念がない。

立ち止まっては花と向かい合う。

そして、M-Kさんは、ノンビリマイペース。

ゆったりと歩いている。

 

一見すると、皆の行動はバラバラに見えるが、

それでも、まとまって行動している。

M-K探検隊は、単独の集まりではなく、

ひとつのパーティだ。

共同体といっても過言ではない。

 

高指山、東側の尾根を登っていく。

とても美しい尾根だ。

 

 

いい尾根を発見できて

M-Kさん、大喜び。

「ベリグーだ」

とベリグーを盛んに連発。

このベリグーという言葉は、

マイナールートの達人のみ発することができる。

 

自然とベリグーが出るようになって

一人前と言えよう。

 

モモ、クリ3年、ベリグー10年。

この域に達するには、私はまだ幼い。

イノシシが根っこをほじくった跡を

みんなで眺めて、

谷にかかる橋を越えて、

東電のプラスチック階段を登る。

 

楽しい探検だ。そして、気持ちのいい森だ。

こういう森の中にいると、

話す言葉は、おのずと歌になって出てくる。

私はこの尾根でも、歌いっぱなし。

もちろんいつもの、キリヤマ・オリジナル。

アホらしい歌ばかりだ。

 

もしもこれが、誰が聴いても心地よいメロディなら

私はきっとその世界で食っているだろう。

こうして、甲相国境尾根に到着。

ここからは、一般の登山道だ。

 

アンヌ隊員は、この尾根が気に入ったようだ。

「まいったわ〜、クリティカルヒットだわ〜」

などと、意味不明なことを言う。

 

「とても私の好みに合っています」

とでも翻訳すればいいのだろうか。

ここで、ポーズを決めるShiroさん。

おお、カッコイイぞ。

レオンの表紙にぜひ使ってほしい。

こうして、高指山の山頂に到着。

(13:20)

山中湖が美しい。

流れゆく雲を見ていると、

日々の喧騒がうそのようだ。

 

 

高指山の山頂の光景は、懐かしい感じがする。

 

私は、幼いころこのような景色のところに

住んでいたわけではない。

しかし、なぜか懐かしく感じる。

人の感覚は、実に不思議だ。

山頂でノンビリ休んで、

ゆったりとした気持ちで下る。

こうして、駐車場に到着。(13:50)

楽しかった探検と

皆の優しい心遣いに感謝したい。

 

あとがき

M-K隊の皆さんは、ツワモノぞろい。もちろん道迷いなどしない。

我が隊は、毎回の探検で道迷いしている。このことを話すと、

shiroさんは

「少しぐらい道に迷ってもすぐに気が付けば、道迷いではないです」

嬉しいことをいってくださる。私は喜び、

「それでは、50メートルほど下った我が隊も道迷いではないんですね!」

「いや、それはちょっと下りすぎ…」

うんと下らないと、間違っていることに気が付かないんだよなァ。

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今回ご一緒していただいた皆さんの探検記はこちら。

M-Kさん

http://www.geocities.jp/mk20030130/455-2014-07-13-barasimasawa.html

EAさん

http://31773023.at.webry.info/201407/article_2.html

shiroさん

http://shiro77.cocolog-nifty.com/kumo/

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