2013年9月21日(土) 桐山隊長、アンヌ隊員
たまには、のんびりハイキングをしようと、 かねてから登りたかった、大菩薩嶺に行くことになった。
|
上日川峠の駐車場にマイナー探検1号を止める。(7:45) ここは、100台以上の車が駐車できる。 |
|
大菩薩嶺の登山道入り口にある、ロッジ長兵衛。 周辺の道はすべて舗装されている。 あまりに整備されているので、登山道の入り口がわからない。 誰かに尋ねようとすると、アンヌ隊員が 「恥ずかしいからやめて!」 (そんなに恥ずかしいか!?) |
|
地図を見て、登山道入り口にある道しるべを探していたら、 道しるべどころか、大きな案内看板があるではないか。 大きすぎて、気が付かなかった。 |
|
どうやらここ、ロッジ長兵衛の右側の道から入るようだ。 |
|
すぐに登山道入り口が見つかった。(07:55) 登山道とほぼ並行するように、舗装された道もある。 我が隊はもちろん、登山道を歩く。 |
|
なだらかな道が続く。 いつもなら気持ちよく歩けるのだが、 今日はなんだか、身体が硬い。
夏の間、クライミングや沢登りばかりで、 登山やサイクリングをしていなかった。 |
|
そのため、身体のエンジンがかかるのに時間がかかる。
もう少し歩けば、楽になるだろう。 カラマツの森に癒され、歩いていく。 |
|
20分ほどで、福ちゃん荘に到着。(08:20) 多くの登山客で、ワイワイしている。 大菩薩嶺は、とても人気のある山なのだ。 |
|
福ちゃん荘では、お食事、お泊りもでき、 お土産も売っている。 |
|
皇太子ご夫妻が、休憩された看板がある。 休憩されただけで看板が立つとは、 やはり、ただ者ではない(象徴だ)。
|
|
ここから、大菩薩嶺までの登山道は、2つある。 例によって大きな案内看板がある。 |
|
少し身体が回復してきたので、 我が隊は、落葉松尾根を登ることにした。
唐松尾根は、最初はなだらかな道が続く。 周囲には、カラマツの林。のんびり登っていく。 |
|
日差しが強いが、森の中は涼しい。 |
|
稜線が近づくと、急に周囲が開けてくる。 そして、急な坂道になってくる。 |
|
右方向には、さわやかな草原が見える。 |
|
坂が急になってくると、ちょっとした渋滞が起こる。 今日は身体の調子がよくないので、このくらいの速度が ちょうどいい。 |
|
稜線に到着して、富士山を眺める。 遠く、南アルプス、八ヶ岳も見える。
美しいこの光景が、人を魅了してやまないのだろう。 |
|
稜線にある大岩、雷岩の上に立つ。(9:20) ここが頂上かと思うが、大菩薩嶺の山頂は、 ここから少し離れたところにある。 ここ雷岩が山頂なら、見晴らしもよく、 気持ちのいい山頂になるのになぁ。 (自然の造形なのでしかたがないが…) |
|
こうして、雷岩から5分ほど離れたところにある(本当の)山頂へ。 周囲は樹木に覆われて展望はない。それでも、記念撮影のため 人がたくさんいる。
記念撮影の順番を待っているときに、 ふと若い女性2人の会話が耳に入る。 どうやら、女性たちはアルバイトらしいのだが 会社に入った派遣の人の態度が気にいらないらしく、 「ふざけんじゃねーよ」「あいつマジ、うざい」 とても登山中とは思えない上品なセリフが、ばんばん出てくる。
なにも、登山中にこんな会話をすることないのになぁ。 あまり聞きたくない会話だ、と思いつつも、 話の内容がだんだん複雑な人間関係ネタになり 面白くなってくる。しっかりと聞いた。
|
|
山頂を後に、なだらかな稜線を歩いていく。 大菩薩嶺という名前から、もっと厳しい自然環境を 想像していた。
こんなにも、やわらかく優しいとは知らなかった。 |
|
次に、神部岩に到着。 ここでも、大勢の人が写真を撮っている。 |
|
我が隊も珍しく、二人で記念撮影。 |
|
はるか先まで続く、稜線。 深田久弥が「縦のパノラマ」とよく表現する 奥行きのある稜線だ。 |
|
突然たくさんのケルンが見えてきたら、 ここは、賽ノ河原だった。 |
|
いったい全国にいくつあるのか、賽ノ河原。 積み上げられた石の数だけ、人の悲しみがあるのだろうか。 |
|
ふと振り返ると、今まで歩いてきた稜線が見える。 こんなにも美しい自然の中で生きている人間。 人の悲しみは、賽ノ河原の石の数ほどあるとは 思えない。 |
|
やがて眼下には、大菩薩峠が見えてくる。 |
|
大菩薩峠に到着。 ここにも看板があるので、記念撮影。(10:58) |
|
お地蔵さんの足元に 小さなお地蔵さんがたくさんある。 |
|
ラブリー地蔵だ。 |
|
大菩薩峠にある介山荘には、おみやげも売っている。 普通の売店のようだ。商品はボッカしているのかな? |
|
その答えは、下山道にあった。 軽自動車が通るには充分の道幅が、 下の駐車場まで、ずっと続いている。 |
|
砂利で舗装された道は、単調な歩きになってしまうが、 足元に注意しない分、周囲のカラマツ林を見上げることができる。 のんびり歩くのも、また楽しい。 |
|
こうして、ロッジ長兵衛の上日川峠に戻ってくる。(13:00)
大菩薩嶺は、四季を通して楽しめる山だという。 また、来てみたい。 |
今年、2013年 8月に大菩薩嶺の北側にある大黒茂谷沢を登った。
とても厳しい沢で、体力的に限界だった。しかし、この日登った南側の登山道は整備されており、
ゆったりと登ることができた。景色も見晴らしも素晴らしく、百名山の名にふさわしい山だ。