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悪沢の下山道を確保せよ

2013年7月7日(日) 

大滝橋〜悪沢ノ頭(往復)

大滝橋バス停から、一軒屋避難小屋に向けて
林道を歩くと、左側の斜面に管理道が見える。

山の恩師 M-Kさんに聞いた話では、
この管理道は屏風岩山まで続いているという。
地形図で確認すると、悪沢を登ったときの
下山ルートに使えそうだ。


大滝橋バス停から、林道を少し進んだところに
マイナー探検1号を駐車。

林道をさらに進むと、間もなく
目的の管理道が見えてくる。

よし、いくぞ、マイナールート探険隊。

登り始めは、つづら折りの管理道で、
丸太の階段がしっかり設置されている。

尾根にそって急な坂を登っていく。
やがて道は、植林地帯の中を進んでいく。
梅雨明けの丹沢は、気温も湿度も高い。

大汗をかきながら登っていくと、
650mピークからの尾根に到着する。
そのまま道なり、右方向に進むと、
シカ柵がある。シカ柵の中には入らずに
尾根(右方向)に進む。
先ほどまでの急な坂道は終わり、
尾根沿いに平坦な道を進んでいく。
振り返ると、大杉山が見える。
やがて、尾根沿いにシカ柵が現れる。
シカ柵がなくなると、トラロープが設置されているところを
何か所か通過する。
開けた場所に出る。
ここは周囲にテーピングされた木が多くあり
下山時には注意したいところだ。

尾根道を登っていくと、
965mピーク、箱根屋沢ノ頭(桐山命名)に到着。

 

さらに登っていくと、動物の糞がある。
なんと、クマのフレッシュだ!

ハエがたかっているところから推察すると、
かなりの高鮮度。まさにフレッシュ。

 

近くにいるのか!?

だがヘタに騒ぐと、アンヌが怖がるので、
黙っている。

悪沢の源頭部付近に近づく。
植林地帯で、ヤブこぎはなさそうだ。

こうして、悪沢の源頭部にあるピーク、
悪沢ノ頭(桐山命名)に到着。

悪沢をツメてくるとここに到着するはずだ。
今日の調査はこれにて完了。

さらに尾根道を進んでいくと、
笹小屋沢ノ頭(勝手に命名)に到着。
この付近はシカ柵が多く、ヤブだらけだ。
屏風岩山からの尾根道に合流し、
左方向に進むと、屏風岩山が見えてくる。
ここで、本日は下山とする。
  先ほどのクマのフレッシュがある付近まで
下ってくると、アンヌが「動物の影が見えた」
と言い始める。

ウソ!?やっぱりクマさんいるの?

畦ヶ丸、権現山付近はクマの目撃情報をよく聞く山域だ。
今、目の前にガオー!って現れるかもしれない。

私は動揺を隠し、「シカかな?」と言う。
もちろん、フレッシュを見たことは言わない。

そうだ、我が隊には歌がある(歌しかない)。
桐山作曲の歌「弁天杉のテーマ」を歌って勇気を出す。

おかげで今日もクマに出合わずに済んだ。


こうして、マイナー探検1号に戻ってくる。


短いながらも、楽しい探検だった。

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