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仏果山(相州アルプス)。私にもプライドがある!?

2012年11月25日(日)

宮ヶ瀬(仏果山バス停)〜 高取山 〜 仏果山 〜 土山峠

アンヌの登山靴を新調した。
そこで今日は、靴慣らしで仏果山に登った。

 

まずは仏果山の登山道入口から、高取山に向かう。

高取山の山頂には5,6パーティがいる。
ここには展望台があり、宮ヶ瀬湖を一望できる。

 

続いて仏果山に向かう。

仏果山にもたくさんのパーティがいる。
みんなレジャーシートを広げて、花見のように紅葉を楽しんでいる。

昼食を終え、土山峠に向かう。
このルートは、景色もよく歩きやすいので
ハイキングには最適なコースだ。

紅葉を楽しみながら、ゆっくり歩く。
私はいつものように、思い浮かんでくるメロディを
口ずさむ。

この日、思い浮かんだ曲は、

♪“今朝も電車で座れず、空いた席はすぐに取られ”
♪“そんなときには、山に行こう、山に行こう”
♪“今日も仕事はミスばかり、課長にしかられ”
♪“そんなときには、山に行こう、山に行こう”

♪“イェイ、イェイ、イェイ、それ、どどんが、ドン”

ところが、前方に人が登ってくるのが見えるではないか。

いつもなら、はるか前から気がついて歌をやめるのに、
今日は目の前に来るまで気がつかなかった。
山の挨拶を交わすと、相手が笑いをこらえているのが見える。

しまった。
恥ずかしい歌を大声で歌ってしまった。
(しかも“♪どどんが、ドン♪”をリピートで歌っていた)

知っている人ならしかたないが、見ず知らずの人にアホだと思われるのは
さすがに恥ずかしい。こんな私にもプライドがあることを、あらためて知った。

 

やがて登山道は、稜線から土山峠まで下って行く。
このあたりの紅葉はすばらしい。

何度か書いたことがあるが、
紅葉の美しさは、写真では表現できない。

写真には質感、物の特徴などから受けるその物の感じが
伴わないからだ(金色、ナス紺、雪など)。

さらに、周囲の木々、風、葉のこすれる音、
そういったものをすべてあわせて、人は紅葉を見ている。
写真には、それらのすべては写らない。

山の記憶は、心の中に映しておきたい。

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