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茅ノ尾根から大室山へ


2012年10月27日(土)

野原吊橋 〜 茅ノ尾根 〜 大室山 〜 雨乞岩 〜 大室指

大室山を北側から登るルートで探検した。

昭文社「山と高原地図」では、このルートは破線のルート。
今回は立派な(?)探検だ。

 

R413、道志みち沿いにある
野原吊橋渓谷遊歩道駐車場(長!)にマイナー探検1号を駐車する。
(9:22)
まずは、野原吊橋をわたる。
道志渓谷が少し紅葉している。
続いて、遊歩道をしばらく歩くと
茅ノ尾根の登山道入口に到着。
さぁ、今日もいくぞ!
稜線までの道は、明瞭だ。
北丹沢の森の木々を楽しみながら、登って行く。
やがてアカマツの群生に出合う。
丹沢のアカマツは、北側の斜面に多いような気がする。

徐々に道が不明瞭になってくる。
倒木があると、先の道を探すのに苦労するようになる。
テーピングに助けられながら、道を見つけて登って行く。
丹沢では、登りで道に迷っても方向さえ間違っていなければ、
いずれ登山道を見つけられることが多い。
続いてカラマツの群生に出合う。
北丹沢、標高1400m付近にはカラマツをよく見かける。
ここにもたくさんのカラマツがある。
標高が上がってくると、濃霧の中に入る。
山頂直下は広い稜線なので、迷いやすい。

このルートはテーピングがたくさんあるので
迷うことはない。

しかし、森の中が暗くなると、
テーピングを見つけにくくなってくる。
後ろからアンヌに

「そっちじゃないです」
「ちがいます、こっちにテープがあります」

と言われることが多くなってくる。
見かねたアンヌが、先行して道をたどって行く。

こうして大室山山頂に到着する。(12:30)
駐車場から3時間ほどだ。

昼食をとり、下山は大室指へ向かう。(13:00)
道は不明瞭だ。テープとコンパスを頼りに下って行く。
やがて大きな岩に出合う。
このルートには雨乞岩という大きな岩がある。
きっとこの岩だろう。思ったより小さいな。
雨乞岩なんてオーバーな名前だな。
するとしばらく下ったところに巨大な岩がある。

こっちじゃん!
それにしても、デカイ!
あまりに大きいので、カメラに収まらない。
クライミングシューズがあれば、登ってみたくなる岩だ。
しばらく下ってから全体を撮影してみる。
かなり離れないとカメラに収まらない。
あまりに離れて撮影しているので、霧の中に霞んでいる。
さらに下って行くと、またカラマツの群生に出合う。

アンヌはカラマツにとても思い入れが深く、
カラマツがあると、すぐに見つけることができる。
いわく

「カラマツは、“ここにいるよ”、と心に働きかけてくる」


愚鈍な私でも、カラマツの根本に立ち、
ゆっくり見上げると、その存在を強く感じる。
椿分岐というところに到着。(14:20)
ここから、谷間に向かって植林地帯を下って行く。
やがて沢の上部に出る。
対岸に渡って沢沿いに下って行く。
林道に到着。今日の探検はここまで。(15:15)

林道には道しるべがないので、ここが登山道入口だとは
分からない。このルートは登りで使うのが困難だろう。
林道をしばらく下って行くと、大室指の民家が見えてくる。
林道入口にはゲートがある。(付近に駐車スペースはない)
R413、道志みちを歩いて駐車場に戻る。

西丹沢、東丹沢ともまたちがう北丹沢。
何が違うのかは上手く言葉にならないが、
とても魅力的な森が多い。

ガイドブックにもあまり紹介されていないルートも多く、
静かな探検を楽しむことができるだろう。

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