探検リストに戻る

 

八ヶ岳 にゅう 

2013年9月15日(土),16日(日)。

麦草ヒュッテ 〜 白駒池 〜 にゅう 〜 中山峠 〜 麦草ヒュッテ

今回は八ヶ岳にある、にゅうという山に遠征探検だ。

自宅から車でおよそ7時間、麦草峠にある麦草ヒュッテに到着。
ここで一泊する。
麦草ヒュッテは、水道が使える山荘だ。
洗面所、お風呂があり、備え付けのセッケンを使うこともできる。

セッケンが使えるお風呂はポイントが高い。
アンヌは菜食なので、二人とも素泊まりにした。
ちなみに、この日の夕飯は焼き魚だった。

個室(2階)と大部屋(ロフト、約100人)がある。
私たちは、大部屋にした。他のお客さんは全員個室だったので、
大部屋に泊まるのは私たちのみ。

初めて山荘に宿泊するアンヌは、きっと眠れないだろうと、
耳栓、睡眠薬を持ち込んで万全の体勢をとる。

しかし、9時消灯を待たずにアンヌは「眠い」「はやく寝よう」
といい始め、8時に就寝。布団に入るやいなや、寝息をすぐに立て始める。

翌朝5時に起こすと、

「もう少し寝ていたい」「まだ早い」

といって布団から出てこない。
(昨夜から9時間も寝ているのに!)

山荘に慣れるために泊まったのに、すっかり我が家モードだ。

「もう出発したパーティもいるよ、起きようよ」
「ウソ!私を起こそうとしてウソついているんでしょ。信じられない」

仕方がないので、ムリヤリ布団をはがして起こす。

6時ごろヒュッテを出発。まずは、白駒池を一周する。
森の中、岩が露出した登山道を登って行く。
あまり傾斜はないが、標高が2200メートルほどなので、
息が少し苦しい。
麦草ヒュッテから2時間30分。にゅう山頂に到着。
この日の山頂は360度のパノラマが広がり、
遠く槍ヶ岳も望むことが出来た。
下山は、中山経由で麦草ヒュッテに向かう。

岩の登山道は、足運びが難しい。
登りは私がバテていたが、下りではアンヌがバテはじめる。

(麦草ヒュッテ周辺の、麦草地帯)

こうして、4時間以上かけて、ゆっくりとヒュッテまで戻ってくる。


八ヶ岳の森の中を歩いていると、私の頭の中には
断片的なメロディや歌詞が浮かんでくる。

しかし、メロディや歌詞の断片では、曲にならない。

ガラスの破片を集めてもグラスにならないように、
断片的なメロディや歌詞をいくら集めても、曲にはならないのだ。

結局、この日に浮かんだメロディや歌詞をムリヤリまとめてみると、

  “あなたを見つめていると
   胸がときめくのよ
   そよ風のように”

という、47歳のオジサンにあるまじき歌になってしまった。

しばらく口ずさんでいると、アンヌに

「昔のアイドルの歌みたい」
「恥ずかしいから、歌わないで」

といわれてしまう。

新曲として発表できる曲は、なかなか作れない。
やはり丹沢のほうがいいのか。

探検リストに戻る

このページのTOPへ