探検リストに戻る

 

水晶沢

2012年9月1日(土)

我々は、モロクボ沢の支流、水晶沢を登った。

 

まずはモロクボ沢F1の釜(滝壺)で修行をする。
写真では泳いでいるように見えるが、
背が立たないほど深いだけで、立派な修行だ。
 
F1の大滝は左側の巻き道を登る。
一時期、ここにあったロープがなくなっていたが、
現在はまた、トラロープが設置されている。
(ただし、下まで届いていない)
大滝の上流には、小さな滝がいくつもある。
ここでまた修行をする。

写真では、ただのアホな人に見えるかもしれないが、
勘違いをしているだけで、これでも修行だ。
モロクボ沢の支流、水晶沢に入るとF1でまた修行。
写真では、デカプリオに見えるかもしれないが、
福山雅治に似ているだけで、ちゃんと修行している。
水晶沢のハイライト、F3ナメ滝。
今回で3回目の水晶沢だが、この沢は最後まで登ってしまうと、
急な斜面になり、尾根に出るまで苦労する。

そこで今日は、少し下流から尾根に登ることにする。
左岸の斜面を登っていく。
やわらかい土の斜面では、ドライバーが有効だ。
簡単に尾根に到着することができた。
ここは、登山道からまだ離れている。
尾根はササやぶにおおわれているが、少し道が付いている。
けもの道かもしれない。道は登山道のほうに向かっている。
突然、雨が降ってくる。
雨が笹に当たる音がしだいに重なり合い、
やがてザァという唸りに変わっていく。
沢から離れたのに、全身びっしょりだ。

1076mピークを過ぎると、踏み跡がなくなる。
ここから先は、ヤブこぎになる。

ヤブこぎでの直登りは困難だ。
迂回をしたくなるが、私は曲がったことが嫌いだ。

男らしくまっすぐ進むぞ!とアンヌに激励。
直後に男らしく大きなオナラをする。
怒られる。

ここで、「ヤブこぎのテーマ」を歌う。

幸い雨の音が激しいので、大声で歌っても周囲に響かない。
これなら遠慮はいらない(いつも遠慮はないが)。
大声で歌う。


  ♪そうさ今こそ立ち向かうときだ♪
  ♪やぶの先には、明るい未来が、我らを待っている♪

この歌のおかげで、元気が出てくる。我ながら名作だ。

こうして、登山道に到着。
よし、今日も満足だ。

下山は、白石沢沿いの登山道をゆっくりと歩く。
車に到着すると、ワイパーにお手紙が。

はっぴーさん、MASAHIKOさん、レガーさんからだ。
彼らは雷木沢で修行とのこと。

私たちは、かなり接近して探検していたらしい。
雨さえ降らなければ、山にこだまする私の歌声が聞こえただろう。

探検リストに戻る

このページのTOPへ